社会人の方へ向けた通信制高校ガイド
通信制高校は入学時の年齢に規定はありません。
生徒の約半分は10代ですが、残りの半分は成人以上の生徒占めている学校がほとんど。社会人の方でも、今の生活スタイルを崩さずに高校卒業資格を取得しやすい環境が整っています。
通信制高校の登校日数は最低年3日
最も少ない登校日数で卒業ができる通信制高校では、なんと年間たった3日で単位が修得できます。これほど通学に時間をかけずに高校卒業ができることに、驚いた方や困惑した方も多いのではないでしょうか。
しかし得られる資格は全日制高校とまったく同じ高校卒業資格です。
通学しないぶん、自宅での勉強を着実に進めなければなりませんが、最近ではタブレットやPCでの学習を取り入れている学校も多く気軽に学習ができます。
高卒認定試験でも、高校卒業と同等の資格がとれますが、あくまで「同等の資格」であり、試験に自学自習だけで合格するのが難しいことから通信制高校を選ぶ方が近年多いです。
「社会人コース」で10代の生徒と別々に受講
10代の生徒と一緒に勉強することに抵抗がある方には、社会人コースへの入学をおすすめしています。
こうしたコースでは授業を10代の生徒と別に受講することができるので、周囲から浮かないかどうか心配する必要もありませんし、同じ目的を持った友人に出会うこともできます。
宿泊型スクーリングを行っている通信制高校のなかにも、参加者の年齢によって日程を分けている学校があります。なるべく同世代と一緒に授業を受けたい方はぜひ「社会人コース」が用意されている通信制高校を選んでみるといいでしょう。
高校卒業後に役立つ資格取得支援も充実
通信制高校はその多くが単位制なので、自分自身で自由に授業を選択することができます。国数英などの教科科目以外にも、簿記やIT検定に関する授業を設けている学校も多いので、高校に通いながら別の資格取得の勉強をすることも可能です。
→高校在学中に簿記資格を取得したいなら通信制高校がオススメ!
こうした授業は転職活動のために通信制高校に通っている社会人の方や、空いた時間で高校卒業資格以上のステップアップをしたい主婦の方にも人気となっています。
簿記試験など自学だけではなかなか取得しづらい資格についても、授業で先生から指導してもらえるので安心です。
仕事や家庭と両立できる
社会人の方が一番気になることといえば、今の生活をなるべく変えずに通信制高校に通えるのかどうかですよね。あらかじめそうした不安は解消しておきましょう。
登校日数は年間3日から自分の生活スタイルに合わせて選択することができますし、平日・土日どちらも授業を開講している学校も多いです。自宅での勉強が中心になりますが、学習を進める中でわからないところがあればメールやSNSを利用して先生へ連絡できる学校も増えてきています。
なかには通信制高校の校舎内に託児所を設け、小さなお子様がいるお母さんでも授業を受けることができる学校もあります。
こうした通いやすさから、極稀ではありますが親子で通信制高校に一緒に通われ、無事卒業を果たしたケースもあります。
通信制高校独自の進路支援
通信制高校では社会人の方でも、面接練習や履歴書の書き方について進路支援を受けることができます。転職を希望している方、復職を希望している方には嬉しい精度です。
コミュニケーション能力を伸ばすための特別な授業を行っている学校もあり、社会との繋がりがこれまであまりなかった方や、今後の人間関係の構築に不安がある方でも安心して就職活動ができますよ。
介護や保育など専門課程を学べるコースでは、授業の一貫として現場研修を行い、そのままその施設へ就職ができる場合もあります。
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