保護者の方へ向けた通信制高校ガイド

「子どもに合う学校ってどんな学校だろう」「あまり学校に行けてないから、高校を卒業できるか心配」
お子様に関する保護者の悩みってつきないですよね。
通信制高校では、全日制高校と同じように高校卒業資格がとれて、お子様一人ひとりに合った自由なスタイルで学習することができます。
不登校で学校に通うのが苦手なお子様や、高校生活よりも優先すべき仕事やスポーツなどを持つお子様から評判が高い学校です。
通信制高校なら自分のペースで卒業

同じ「高校」という場所に通う生徒のなかにも、いろいろな個性を持った生徒がいますよね。
大勢のクラスの仲間と一緒に勉強するのが楽しい生徒もいれば、ちょっと苦手な生徒もいます。朝起きるときだって、寝坊せず毎日起きれる生徒もいれば、どうしても身体が思うように動かない生徒もいます。
そんなとき、全員が同じ時間割で同じように授業を受ける全日制高校は、後者の生徒にとっては非常に居心地が悪い場所になってしまいますよね。
しかし通信制高校なら、単位制なので授業は自分が受けられる分だけ、登校できる時間にだけ通うことができます。
登校日数は最低年3日
通信制高校では、通学のペースは自分で選ぶことができます。
最も少ない日数では、年3~5日の登校で卒業ができる学校もあるので、仕事や他の活動との両立も可能です。
1年次には最低限の登校日数で単位を修得し、慣れてきたらだんだんと授業に行く回数を増やす。そんな通い方もできます。
興味に合わせて専門的な授業も選べる

今注目されているのが、通信制高校の専門課程授業。国数英理科社会などの教科科目だけに限らず、イラストや漫画、保育や美容などさまざまな専門課程を授業の一貫として学ぶことができるんです。
勉強が苦手なお子様や学校の勉強が嫌いなお子様でも、自分の好きなことが学べるので学校に行くきっかけになります。
またこうした選択授業では趣味の合う友人も見つかりやすく、引っ込み思案な性格でもクラスにも馴染みやすい特長があります。
今までは将来についてあまり考えていなかったお子様が、こうした専門課程を通して目標が見つかったケースも多いです。
保護者も安心!個別指導やカウンセリング

通信制高校は、さまざまな理由で全日制高校から転入・編入してきた生徒が半分以上の割合を占めます。
そのため勉強の習熟度に遅れがあったり、集団での勉強が苦手だったり、全日制高校よりも丁寧なサポートを必要とする生徒が多いです。
各通信制高校ではそのような生徒のため、個別指導ブースの用意や少人数授業を行っています。またカウンセラーが常駐している学校も多く、悩みがあればすぐ誰かに相談できるような環境です。
メールやLINEなどのSNSを利用して、生徒と教職員、また保護者がコミュニケーションをとることができる学校もあります。
進学や就職支援も充実

高校に通うお子様について保護者の大きな心配の種となるのが、進路について。
通信制高校では全日制高校以上に不安を持っている保護者・生徒のために、1年次から進路指導を行っている学校が多いです。
大学進学を希望する生徒に対しては、志望校に合わせた学習指導を行ってくれる学校もあります。
就職先が見つかるか心配な方
通信制高校にでは高校卒業後すぐの就職を希望する生徒が多いことから、学内に企業を招いたセミナーや学内説明会を行っている学校も多いです。
また登校日数が少なく、社会との関わりが減ってしまいがちな通信制高校ではアルバイトも積極的に生徒へおすすめしています。
アルバイト先やインターンシップ先を紹介してくれる学校もあります。
通信制高校は学費が安い

実は通信制高校は、全日制高校よりも格段に授業料が安いです。私立校に入学したとしても、年間20万円程度で卒業ができます。
就学支援金も適用されるため、生徒自身がアルバイトをしながら学費を支払うケースも少なくありません。経済的な事情から通信制高校を選択される保護者もいらっしゃいます。
転入の際は「また入学金を払ったり制服を買い直したりするのか…」と費用面で悩まれる方も多いかもしれませんが、制服の着用も必須でない学校がほとんど。少ない負担で新しい学校生活をスタートできます。

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