不登校を改善できる通信制高校まとめ 2023.07.27
身体的・精神的な事情により不登校になってしまった人が、進学や就職のために通信制高校に通うケースは多いです。
実際、通信制高校ではさまざまな支援態勢が整えられており、全日制高校で上手く学校生活を送れなかった人でも、通信制高校に転入・編入してからは自分のペースで楽に通学できているという人もいます。
しかし支援体制やできるサポートは通信制高校の校風などによって大きく異なります。
今回は特に不登校経験者へのサポートが充実している学校についていくつかご紹介します。
現在不登校で自分に合った通信制高校をお探しの方はぜひ参考にしてみて下さいね。
不登校生におすすめの通信制高校8選
ルネサンス高等学校
- 入学金…50,000円
- 授業料…250,000円/年間
- 入学可能エリア…全国
ルネサンス高等学校はICT教育をいち早く取り入れた、2006年に開校したついI新制高校です。
「動画授業」「レポート提出」「面接指導」によって高校卒業資格取得を目指せます。
ちなみにスクーリングに関しては年に4日~となっており、遠いエリアに住んでいる生徒でも無理なく卒業できるのがポイント。
レポート提出に関してはスマホやタブレットなどで提出できるので、時間や場所を選ばずに自分のペースで受講できます。
基本授業のほかには以下のオプションコースなども任意で受けられます。
- 通学スタンダードコース
- eスポーツコース
- アコピアK-POPコース
- 代アニコース
- ダブルスクールコース
またキャンパスライフの行事なども充実しており、部活動や文化祭、修学旅行などにも参加できます。
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中央高等学院
- 入学金…103,000円
- 授業料…480,000円~705,000円
- 入学可能エリア…東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知
中央高等学院は昭和53年に設立された、約40年以上の歴史がある通信制高校です。
現在は本校である吉祥寺のほかに、池袋・原宿・横浜・千葉・埼玉・名古屋の7カ所に後者があります、
卒業に必要な条件は、「レポート作成」「スクーリング」「単位認定試験」を含める74単位以上の修得、3年以上の在籍期間、30時間以上の特別活動となっています。
全日制や定時制のように時間割に強制されず、ひとりひとりのペースに合わせて学習できるのが大きな魅力です。
また中央高等学院では高校卒業だけではなく、進路決定率の高さでも大きな評価を得ています。
長年の受験実績やノウハウによって、生徒のおおよそ70%以上は4年制大学もしくは短期大学への進学を決めています。
志望校選びから日々の学習まで全面的にサポートしてくれるので安心です。
高校卒業だけではなく、今後の進路や大学進学などを検討している方におすすめです。
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第一学院高等学校
- 入学金…コースによる
- 授業料…434,820円~745,620円
- 入学可能エリア…全国
第一学院高等学校は、茨城県と兵庫県に本校を置き現在全国に54のキャンパスを持つ通信制高校です。
「生徒第一」「1/1の教育」をモットーにしており、独自の「プラスサイクル指導」によって生徒に前向きな気持ちをもって学習に取り組める環境づくりを徹底しています。
スポーツや芸能活動との両立を目指す生徒以外でも、不登校生yA高校中退経験者からも確かな支持を得ています。
週2日~5日から登校美を選べるほか、芸能やスポーツ、eスポーツ、美容、ペットなど専門的な分野に特化したコースも用意されているので、自分がやりたい子をが見つけやすいでしょう。
進路実績も豊富で、大学・専門学校・就職などさまざまな進路へのサポートをおこなっています。
またクラブ活動や1年間でもたくさんのイベントが実施されているので、充実したキャンパスライフを満喫したい方にもおすすめ。
もちろん不登校生向けのメンタル面でのサポートも充実しており、臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーや教職員が多数在籍しています。
「まだやりたいことが決まっていない」「通信制高校でもイベントを楽しみたい」方はぜひチェックしてみて下さいね。
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飛鳥未来高等学校
- 入学金…10,000円
- 授業料…234,000円~/年間(就学支援金適用時)
- 入学可能エリア…札幌・仙台・千葉・池袋・綾瀬・横浜・横浜関内。名古屋・大阪・奈良・広島。福岡博多の全国11カ所
飛鳥未来高等学校はひとりひとりに合わせたスタイルで学びながら高校卒業資格取得を目指せる通信制高校です。
専門学校の施設だけではなく、図書室やパソコンルーム、トレーニングルームなどが完備されており、通常の学校のようにキャンパスライフを楽しめます。
登校日は週に1日~5日登校できるスタイルからネットスタイルなどがあるので、自分に合った学習方法を見つけられるメリットがあります。
ほかにも美容師免許取得コースなどがあり、卒業と同時に免許取得ができるので美容関連の仕事に就きたい方にはおすすめです。
また不登校生向けのメンタルサポートや学習サポートもしており、スクールカウンセラーや養護教諭、スクールソーシャルワーカーなどが在籍しているので気軽に相談できます。
さらにタブレットやスマートフォンからいつでも学習状況などをチェックできるので、子どもの学習を把握したい保護者の方からも評判です。
姉妹校の専門学校や短大、大学への進学も有利なので、卒業後の進路も安心です!
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N高等学校
- 入学金…10,000円
- 授業料…253,000円~/年間
- 入学可能エリア…北海道・宮城・東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・愛知・静岡・岐阜・新潟・石川・三重・大阪・兵庫・京都・広島・岡山・香川・福岡・鹿児島の全国43ヶ所
N高等学校は、文庫やコミックなどの出版事業を展開する「KADOKAWA」とニコニコ動画などをつくっている「ドワンゴ」が共同で立ち上げた、ネットと通信制高校を組み合わせた次世代の通信制高校です。
2016年開校とほかの通信制高校と比べるとまだ歴史は浅いですが、徐々に入学者を増やし続けています。
おもにネット学習を取り入れることで、全日制高校よりも短い時間で高校卒業資格を目指せることやプログラミングや語学など専門的な授業を受けられるのが最大の魅力です。
N高等学校では通学コースのほかに、年間7〜8日程度のスクーリングのほかにはネットで学習できるコース、通学不要で全国各地から学べるコースなどが用意されています。
また通信制高校では珍しく、学園内に「N塾」と呼ばれる予備校があります。
N塾では主に日々のレポート学習や大学受験対策をおこなっておりますし、共通テストや私立大学対策・難関大学対策まで幅広い受験対策ができます。
「将来はプログラミング関係の仕事に就きたい」「大学受験対策もしてもらいたい」方にはおすすめです。
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鹿島学園高等学校
- 入学金…38,000円
- 授業料…176,952円~/年間
- 入学可能エリア…岩手・宮城・福島・東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木・長野・愛知・静岡・大阪・京都・滋賀・兵庫・奈良・広島・福岡・鹿児島の22ヶ所
鹿島学園高等学校は全国22ヶ所の都道府県に校舎を構える通信制高校です。
「それぞれのキャンパスでひとりひとりにあった学生生活を送る」をモットーにしており、キャンパスによって学べる専門授業が異なるといった大きな特徴があります。
鹿島学園高等学校では高卒資格向けの勉強だけではなく、以下のような様々なオプションコースがあるのも魅力です。
- 大学進学コース
- アニメ・マンガ・声優コース
- アクターズコース
- 音楽コース
- スポーツコース
- ファッション・デザインコース
- ネイル・メイクコース
- ペットコース
- 製菓コース
- ITコース
- 海外留学コース
- スキルアップコース
- 保育・福祉コース
鹿島学園高等学校では部活動も盛んで、17の運動部と6つの文化部があり、うち11の運動部が強化部となっています。
国際交流や学校行事も充実しているので、楽しいスクールライフを送れるといった口コミも多数寄せられています。
いじめなどの対策や防止も徹底しており、専門のスクールカウンセラーも在籍しているので不登校生にとっても安心です。
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一 ツ葉高等学校
- 入学金…50,000円円
- 授業料…320,000円~/年間間
- 入学可能エリア…代々木・立川・横浜・千葉・大宮・福岡博多駅前・福岡西新・小倉・熊本・ゼロキャンパス(オンライン)
一ツ葉高等学校とは、社会に適用する教養やコミュニケーションスキルが身につけられると評判の通信制高校です。
通信制高校としては珍しくソーシャルスキルが学べるため、不登校生で将来人づきあいなどに不安を持つ方にとっても安心です。
30年以上にわたって運営してきた確かな実績とノウハウ、就職や進学に役立つ資格取得サポートなどもおこなってくれます。
「通学ZEROコース」では自宅学習がメインとなり、eラーニングや郵送・メールによる課題提出ができるため、ひとりひとりの状況やペースに合わせて学べるので不登校生にもおすすめ。
卒業率も98%と高いほか、キャンパス満足度も97%なので生徒にとっても充実したキャンパスライフが実現できるとわかります。
さらに大学進学実績もあり、2年連続東大合格者を輩出し、進路決定率も88,2%です。
「対人関係スキルをアップさせたい」「大学進学を考えている」方は、ぜひ学校説明会や個別相談会に参加してみましょう。
クラーク記念国際高校
- 入学金…10,000円
- 授業料…223,0000円~/年間
- 入学可能エリア…全国29カ所知
クラーク記念国際高等学校は1992年に開校し、約30年以上にわたって1万人以上の生徒を輩出した歴史のある通信制高校です。
「夢・挑戦・達成」をモットーとしており、ひとりひとりが興味のあることを学べるように多種多様なコースや授業をとりそろえています。
通学スタイルは週5日通学から月1・2回通学、オンラインと通学を掛け合わせたスタイルから自分に合ったスタイルを選べるのもうれしいポイント。
進路実績も豊富で中学・高校の基礎レベルから大学受験レベルまで学べます。
実際クラーク記念国際高等学校では難関国公立大学や私立大学、海外大学への進学実績があります。
また授業では仲間と協力して進めるものがあるため、社会生活で必要な協調性やコミュニケーションが身につけられると保護者の方からも厚い信頼を得ています。
キャンパス数も多く、北海道・秋田・宮城・福島・群馬・栃木・千葉・東京・神奈川・福井・愛知。京都・大阪・兵庫・鳥取・岡山・広島・山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄にあるため、気になる方は説明会や相談会に参加してみるといいでしょう。
不登校生向けの通信制高校を選ぶ際のポイント5つ
不登校から通信制高校への入学を考えているのであれば、学校選びの際で気を付けなければいけないポイントがあります。
そこでここでは、不登校から通信制高校に入学したい方が事前にチェックしておくべきことについてご紹介します。
- スクーリング日数
- 通学できるエリアにあるか
- メンタル面でのサポートの充実度
- 卒業後の進学実績
- 学費
スクーリング日数
通信制高校にはスクーリングといった登校日があります。
スクーリングの日数は学校によって異なるため、あまりにも多すぎると不登校経験者にとっては負担になってしまいます。
万が一、スクーリングへの参加日数が足りずに卒業できなくなるともったいないので、必ず事前にスクーリングの日数を確認しておくようにしましょう。
また通信制高校によっては徐々にスクーリングの日数を増やせるなど柔軟な対応をしてくれるところもあるため、もし徐々に登校に慣れていきたい方はそういったところを選ぶのがおすすめです。
通学できるエリアにあるか
スクーリングや週に何日かの登校スタイルを検討しているのなら、できるだけ自宅から近いところにキャンパスがあるところを選ぶのがベストです。
また自宅から近いところだと同級生にバレるのが怖いといった方は、あえて少し遠くの場所にある学校を選ぶのもひとつです。
とくに不登校生のなかには、学校に行くまでのハードルが高いといったことが原因であることも多いです。
自宅や駅からあまりにも遠すぎるところにキャンパスがあると、通うのが難しくなるのでおすすめしません。
継続して通えるかどうかを見極めるためにも、どこにキャンパスがあるかは非常に重要なポイントになります。
メンタル面でのサポートの充実度
とくに不登校生はメンタル面に深い傷を負っている可能性が高いです。
他人とのコミュニケーションが上手く取れない人も少なくありません。
もし不登校の経験があって通信制高校に通うのであれば、なるべくメンタル面でのサポートが充実しているところを選ぶといいでしょう。
学校によってはスクールカウンセラーや臨床心理士の資格を持った講師が在籍しているところもあります。
いつでも相談できる環境であれば学習面のサポートも一緒に考えてくれますし、卒業できる可能性も高くなります。
卒業後の進学実績
通信制高校を探す際は、卒業後の進路実績を確認しておくことをおすすめします。
なかには「高校卒業資格さえ取れればいい」と考える人もいますが、卒業後の人生の方が圧倒的に長いので無視はできません。
まだやりたいことが決まっていない方でも、卒業後にどんな進路の選択肢があるのかをチェックしておきましょう。
とくに進学実績が多いところや就職の幅が広い学校であれば、資格支援サポートなど普段の授業から専門的な分野を学べる可能性が高いです。
また芸能や美容、プログラミングなど学校によってコースは異なるため、なるべくたくさんの選択肢が用意されているところが狙い目です。
学費
通信制高校に通う上で見逃せないのはやはり学費です。
通信制高校には全日制と同様、公立と私立があり、公立の通信制高校だと3年間やおおよそ10万円程度が相場だとされています。
また私立の場合だと、スクーリングや通学日数、サポート内容、より専門的なコースを選ぶかどうかで費用が変わってきます。
さらに就学支援金が適用されれば、私立でも通常より費用を抑えられるので保護者の方の収入なども踏まえながら慎重に決めるようにしましょう。
不登校生が通信制高校に通うメリット6つ
ここでは、不登校生が通信制高校に通うメリットについてご紹介します。
- 自分のペース学べる
- 以前通っていた学校で取得した単位を引き継げる
- 学力に自信がなくても受かりやすい
- 個別に合わせた対応をしてくれる
- 好きなタイミングで転入できる
- 同じ境遇をもつ仲間が見つかる
- 進学や就職などのサポートが充実している
自分のペースで学べる
不登校生が通信制高校を利用するメリットには、自分のペースで学べるといったものが挙げられます。
通信制高校は高校卒業資格を取得するための必要なカリキュラムや単元などは変わりませんが、進め方やペースなどが自由に選べます、
たとえば自宅で学習できるタイプや週に1日通学するもの、年に10日以内のスクーリングで単位が取得できるものなどがあります。
ほかにも午前は10時からなど遅めのスタートができたり、授業時間そのものが通常の半分程度になる学校もあるといわれています。
とくに不登校生は学校に行けなくなった時点で生活リズムがガラッと変わり、なかなか改善しにくい人も多いので通信制高校なら復学などもしやすいです。
以前通っていた学校で取得した単位を引き継げる
通信制高校では、以前通っていた全日制高校ですでに取得した単位をそのまま引き継ぐことができるといったメリットがあります。
たとえば高校だと74単位修得しなければいけませんが、すでに前の学校で10単位修得していれば、残りの64単位を通信制高校で習得すれば卒業できます。
ただし単位の引継ぎに関しては、学校や生徒の状況、成績などによって異なるため、必ず前もって学校側に相談するようにしてください。
学力に自信がなくても受かりやすい
通信制高校の入試は基本的に面接と筆記試験によっておこなわれます。
また筆記試験に関しては学力の高さを評価するものではなく、あくまで学校を選んだ理由や卒業する意志、どのような学校生活を送りたいかなどを把握するためなので簡単です。
面接に関しても入学の意志などを最終的に確かめるものなので、担当講師と気軽に話す程度で十分です。
したがって、学力に自信がない方でも通信制高校への入学は全日制よりもかなりハードルが低いといえるでしょう。
好きなタイミングで転入できる
通信制高校の新入学となると全日制高校と同様の時期になりますが、転入だと基本的に随時受け入れてくれる学校がほとんどです。
つまり、転入のタイミングはいつでもよく、自分の好きなタイミングで入学できるということですね。
最終的な卒業資格は全日制と変わらないので、不登校のまま中退するのではなく通信制高校に転入した方が圧倒的に就職や進学に有利になります。
同じ境遇を持つ仲間ができる
通信制高校には不登校出身者の方も多く在籍しているので、自分と同じ境遇を持った人たちの仲間ができるメリットがあります。
同じ経験を持っていれば苦労も理解してもらいやすいため自然と仲良くなれるはずです。
仲間や友達がいれば、徐々に学校や勉強へのモチベーションも高くなるため、ほかの全日制よりも通信制高校の方がおすすめです。
進学や就職などのサポートが充実している
通信制高校では不登校経験者向けに様々なサポート体制が整っています。
たとえば進学や就職のためにスクールカウンセラーにいつでも相談できる環境が整えられていたり、難関校やより専門的な分野が学べるコースが用意されています。
とくに不登校支援に力を入れている通信制高校であれば、臨床心理士やカウンセリング資格を持つ人を在籍させているところもたくさんあります。
もちろん進学や就職以外でも、プライベートな悩みや進路相談、日々の学習についても聞けるので不登校生にはピッタリです。
不登校生が通信制高校に通うデメリット2つ
不登校生が通信制高校を利用するのにはメリットがたくさんありますが、一方でデメリットもあります。
おもに不登校生が通信制高校を利用する際に気を付けなければいけないのは以下のものが挙げられます。
- 学習へのモチベーション維持が難しい
- 人と触れ合う機会が少ない
学習へのモチベーション維持が難しい
通信制高校は基本的に自宅学習であることも多く、どうしても学習へのモチベーション維持が難しいといったデメリットがあります。
一方、全日制だと同じように勉強している友達がいますし、時間割や休憩時間などが定められているので強制的ではありますが学習に集中できます。
通信制高校だと孤独に勉強することになるため、人によってはそのまま何年も通学したり、登校しなくなったといったケースも実は少なくありません。
もし学習へのモチベーション維持が不安な方は、週に何度か登校するスタイルにするか、サポート校との併用も検討してみるのがいいでしょう。
人と触れ合う機会が少ない
全日制や定時制の場合だとほかのクラスメイトや先生とのコミュニケーションがありますが、通信制高校だとどうしても人とのコミュニケーションが取れず触れ合えないリスクがあります。
自分と同じような境遇を経験した不登校出身者がいれば仲良くなれる可能性がありますが、年に数える程度しか登校しないとなれば、どんどん人と関わることが難しくなっていきます。
通信制高校によっては徐々に登校日を増やせる学校もありますので、もし少しずつでも人とのコミュニケーションや社会復帰を目指したいのなら、臨機応変に対応してくれる学校を選ぶようにしてみてください。
通信制高校に向いている人の特徴3つ
通信制高校にはメリットもデメリットもあり、人によっては合わないケースもあります。
そこでここでは、通信制高校に合っている人の特徴についてご紹介します。
- 不登校もしくは欠席が多かった
- 勉強に対して苦手意識がある
- 発達障害の特徴を持つ
不登校もしくは欠席が多かった
通信制高校では、もともと全日制に通っていて欠席が多かった人や不登校出身の生徒が多い傾向にあると言われています。
したがって欠席が多い人や不登校気味の人だと、ほかの全日制よりも通信制高校の方が向いているといえます。
通信制高校なら不登校生が多く利用することからサポートや対応も充実しているので、ひとりひとりの学習ペースや性格に合わせて対応してもらえます。
高校卒業資格を確実に取得したい方や将来の進学や就職が不安な方こそ利用すべきなのです。
勉強に対して苦手意識がある
通っている学校の成績が芳しくない、そもそも勉強に対して苦手意識があるといった方は通信制高校をおすすめします。
通信制高校では全日制よりもよりひとりひとりのペースや学力レベルに合わせて指導してもらえるので、マンツーマンの方がいいといった方には向いています。
ほかにも自分と同じ境遇の人がいるので、勉強へのモチベーションを高められます。
発達障害の特徴を持つ
通信制高校では軽度の発達障害を持つ生徒でも学習しやすい環境が整っています。
したがって、「勉強についていけない」「集中力が長く続かない」「人とコミュニケーションや人間関係を築くのが苦手」といった方にはおすすめです。
通信制高校にはカウンセラーなどが在籍しているので、発達障害の特徴を持つ生徒への対応にも慣れていることが多いです。
全日制だとどうしても理解が不十分だったり、そこまで手厚く対応してもらえないことのほうがほとんどです。
「自分の学習ペースで勉強したい」といった方は通信制高校も検討してみるといいでしょう。
そもそも不登校になる原因とは?
不登校になる原因は人によってさまざまですが、そもそもどんなことが原因で不登校になってしまうのでしょうか?
おもに不登校になる原因には以下のものが考えられます。
不登校になる原因は人によってさまざまですが、そもそもどんなことが原因で不登校になってしまうのでしょうか?
おもに不登校になる原因には以下のものが考えられます。
- 学校生活に関すること
- 家庭環境によるもの
学校生活に関すること
そもそも不登校になってしまう第一の原因には、学校生活が原因であることがほとんどです。
たとえば、以下のものが考えられます。
- 進学や転校、クラス替えなど環境の変化によって馴染めなくなった
- いじめ、嫌がらせ、人間関係が悪化した
- 勉強についていけない、進路に対する不安
- なんとなく無気力になった
- 自分自身の病気やケガなどで長期的に休みが続いた
- 通学に時間がかかる
家庭環境によるもの
不登校になってしまう原因には、家庭に関することがきっかけになることもあります。
おもに家庭が原因となるのは以下のものが挙げられます。
- 引っ越しなどで生活リズムや環境が変わった
- 保護者や兄弟との仲が悪い
- 親への反発心
不登校の人は通信制高校がおすすめ!
今回は特に不登校経験者へのサポートが充実している学校についていくつかご紹介してきました。
通信制高校にはこのように不登校を経験した人や学校に通うことが苦手な人を助けてくれるサポートがたくさんあります。
たとえば入学前からサポートしてもらえる高校であれば保護者も心強いですし、先生との関係づくりもしやすいですよね。
全日制で橋率であっても、やはりひとりひとりのペースや特徴に合わせて授業は進められないので、これだけのサポートを受けることができるのは通信制高校だけだといえるでしょう。
しかし通信制高校といっても、サポート体制やカリキュラム、コースはそれぞれです。
したがって各通信制高校の特色をきちんと理解して自分に合った学校を見つけることが何よりも大事です。
通信制高校には自分と同じように不登校経験者もたくさんいるので、仲間ができるのもうれしいポイントです。
今回の記事を参考に、自分に合った通信制高校を見つけてみて下さいね。
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