高校中退するなら単位が引き継げる通信制高校への転入や編入がおすすめ 2017.01.31
さまざまな理由で、全日制高校に通うことが難しくなってしまう人・高校中退をする人はたくさんいます。
せっかく途中まで通っていたのに高卒資格をゲットしないで諦めてしまうのはもったいない!通信制高校に転入・編入すれば以前通っていた高校の単位を引き継ぎ、より短い日数で高卒資格を取ることができます。
通信制高校の転入と編入の違いって何?
全日制の高校から通信制高校に変更したい!という人は転入学・編入学の制度を使うことができます。どちらも、以前在籍していた高校の単位を引き継ぐことができるので、時間のムダなく短期間で卒業・高卒資格を取ることができるのです。
転入学・編入学は「以前在籍していた高校の単位を受け継ぐことができる」という点は共通なのですが、入るタイミングなどが違います。転入・編入によって入試方式が違ったり、入学時期が違ったりする通信制高校もあるので自分はどちらに当てはまるのか確認しておきましょう。
通信制高校の転入とは
転入学は、今現在高校に在籍している生徒が、他の高校に移ることを指します。転校と言い換えることもできるのが転入学です。
現在しっかり高校に通っていて単位を満たしていれば、留年なしで同級生と一緒のタイミングで卒業することができます。多くの通信制高校は転入学を随時受け入れているので、自分のタイミングで通信制高校に移ることができるのですよ。
通信制高校の編入とは
編入学とは、高校中退した人が別の高校に入学することを言います。高校中退をしてバイトや仕事をしていたけど、期間を置いて「やっぱり高卒資格が欲しい!」と言う人は編入学に当てはまります。
2年生・3年生で中途退学した人はそれまでの単位を引き継ぐことができる編入学の可能性が高いですが、1年生の途中で中途退学して取得単位がない人は新入学になる場合もあります。自分が編入学扱いになるかどうかは入学を検討する通信制高校に問い合わせてみましょう。また、編入学を随時受け入れている通信制高校もあれば、新入学に合わせて4月・10月の入学となっている通信制高校もあります。
高校中退はもったいない!
高校中退してそのまま放置!はせっかく取った単位を無駄にすることになりもったいないです。高卒資格を有していないことでやりたい事に制限がかかってしまい、大人になってから再度高校に入学することを決意する人も少なくはありません。
通信制高校なら、毎日学校に通わなくてもすむので人付き合いが苦手な人でも安心ですし、アルバイトと両立しながら通うこともできるので通信制高校のスタイルに合っている人にとっては全日制の高校より卒業しやすい環境です。
転入・編入は、学校に認定されれば以前取得した単位をそのまま引き継ぐことができるので、また全日制の高校に入学し直して高卒資格を取るよりもより負担も期間も少なくてすみます。また、全日制の高校に転入・編入するよりも入試のハードルが低いことも、通信制高校に転入・編入することのメリットのひとつです。
転入・編入をするには?
それでは、通信制高校への転入・編入はどのようにすればいいのでしょうか?
転入・編入の時期
編入学・転入学の時期は通信制高校によって異なります。しかし、全日制の高校と比べて通信制高校は編入学や転入学をする人が多いため、入試のタイミングも多いのが特徴です。
なるべく早く入学したい!という人は入学を随時受け入れているヒューマンキャンパス高等学校や、鹿島学園高等学校などの通信制高校をチェックしてみましょう。
転入・編入試験とは?
転入学・編入学の試験は一般の試験よりも科目数が少なく、合格することが簡単であると言われています。
例えば、飛鳥学院高等学校の転入学試験、編入学試験は書類審査と面接だけ。学力面よりも、「学校に通う気持ちがあるかどうか」を重要視して、入学を判断しているようです。
入試に必要な書類を揃えよう
転入学や編入学の場合、普通の入試と違って「以前高校に在籍していたことの証明ができる」書類が必要となってきます。
転入学なら現在在学している学校の校長が転学先の学校に向けて書く「転学照会状」という証明書、また現在学校に在学していることを証明する「在学証明書」が必要です。編入学の場合は以前高校に在籍していたことを証明する「在籍証明書」、以前の学校で取得した単位が記載されている「単位修得証明書」が必要となってきます。
どれも在籍している学校・在籍していた学校に頼んで出してもらう書類なので、発行に時間がかかってしまう場合もあります。入試ギリギリにならないよう、前もって用意しておくことが大切です。
転入や編入の制度を利用してお得に卒業しよう
転入学や編入学を利用すれば、以前の通学を無駄にすることなくお得に高校卒業資格を取ることができます。
高校中退で高卒資格取得を諦めるのではなく、通信制高校で無理なく高卒資格を取ることによって将来の選択肢を広げましょう。