通信制高校の入学金授業料

通信制高校を通う際には必ず学費などの費用が必要となってきます。

分類してみると、入学金や授業料、施設費に教材費などなど多岐に渡ります。

これらは全て学校によって異なりますが、初年度のみ必要の入学金に関してもそれは言えることで入学金は実際どれくらいのコストがかかるのかは知っておくべきことの１つでしょう。

通信制高校の入学金はだいたいどれくらいかかるのか実際にご紹介していきたいと思いますが、入学金も学校によって様々ですので一概にいくらということができません。

基本的なこととして通信制高校にも公立校と私立校が存在し、公立校のほうが諸々の費用が安く、私立のほうがあきらかに高いということは認知しておいてください。

また入学にかかる費用が高いからと言って年間の費用がそれに準じて高くなると言うわけでもなく、入学金が高かったとしても卒業するときの合計で見たら初年度の費用が安い学校とさほど変わらない、むしろ高くついているなんてこともありますので、入学金だけに注目をすべきではないと思います。

１つ例に出してみると入学に必要な費用が0円の学校があったとしてもスクーリング費や施設関連費などにお金が毎度かかってしまうため年間でみると40万円近くの費用がかかってしまう学校もあります。

通信制の高校を選ぶ際に金額の面で考えなくてはならないのは入学にかかる費用はもちろんのことその他経費にも注目をする必要があるということです。

平成26年度に高等学校の就学支援制度が改定され、今までは公立の学校に通う生徒のみが対象だったものが私立の学校に通う生徒に対しても適用される形へと変わりました。

この背景にはお金を持っている家庭と持っていない家庭の子どもたちの学習的格差が問題視されたことが要因となっています。

この制度は通信制高校の生徒にも適用されますので、私立と公立では学費の格差が大きい通信制の高校にこれから通う生徒さんにとってはぜひとも利用をしておきたい制度なのです。

実際の支給金額は以下のとおりになっています。

＊1単位の年間支給額は4812円
＊卒業に必要な74単位分の支給額は356,088円

となっており、学費の高い私立の通信制高校だとしてもだいぶ年間費用をカットすることができるようになっています。

入学金が高かったとしても、その後の授業料や施設費などが安い学校と入学金が低くその後の費用が高い学校を比べてみるとこの制度を利用した際には明らかに前者のほうが安くすむことが考えられますよね。

つまり入学にかかる費用が安ければ良いという考え方は的を得ていないと言えるわけです。

お金の問題というのはキレイ事だけでは済ませられないのが事実ですが、通信制高校というのは学校により色々な特徴があり一つ一つで大きな違いを持っています。

せっかく通いたい学校を見つけたのにお金の問題で通えないなんてことになってしまうかもしれませんが、今は国も制度を変えてより将来のために勉強をしやすい環境を作ろうとしています。

入学金や授業料などをなるべく抑えながら生徒さんのやりたいことや夢に向かって進むことができる環境を整えてあげましょう！