通信制高校だと学力不足になる?進路ごとに必要な勉強量を解説 2020.06.12
通信制高校は全日制高校と違い、生徒自身がどんな通い方・学習方法をするか自分で選択することができます。その分、特に親御さんが心配するのが学力不足の問題。通信制高校は勉強量が少ないと決めつけている人も多いです。
しかし実際のところは、そんなことはありません。
通信制高校の勉強量や内容は?
通信制高校には公立と私立があります。
その中でも更にコースや科があるため、レベルは大きく異なります。
多くの公立高校の場合は、週に1~2回の通学とレポート提出になりますが、内容としては高レベルを求められることはありません。
ですが、勉強内容としては決して「中学生レベル」ということはないのでご安心ください!
また、自宅にて作成したレポートや予習内容に沿って授業を行うため、「登校日のみ勉強する」という訳ではなく、継続的に自学自習を行う必要がありあます。
学力不足にならないための勉強量は?
個人差もあるため一概に「この程度勉強すれば大丈夫!」とは言い難いのですが、勉強量を取れるに越したことはありません。
それでは、卒業後の進路別に勉強目安時間をご紹介します!
就職希望の場合
通信制高校卒業後に就職を考えている場合、自宅での勉強時間は高校卒業必要単位を取得できるよう必須科目に絞っても構いません。
他には、学力不足にならないよう自宅でのレポートをしっかりと行い、提出をしましょう。
進学希望の場合
卒業後に進学を考えている場合は単位取得し卒業資格取得、それ以外にも入試対策を行う必要があります。
特に、大学進学を考えている場合は更に受験勉強も同時に行います。
通信制高校の場合、通学日数が少ないため自分で計画的に勉強をする強い意思を持つことが大事です!
また志望の大学によりますが、通信制高校ではレポート提出をテストや単位取得基準にしていることが多いため、大学入試に合格するという点では学力不足にならないよう個人の努力が必要となります!
学習や勉強のフォローもしてくれる!
通信制高校に入学後「通学も少ないし、学力を向上するにはどうしたらいいのだろうか」と考える人は少なくありません。しかし、実際は通学日数が少ないからこそ、先生からの学習フォローも手厚いことが多いようです。
入学後、中学校の総復習や基礎学習を行い基礎的な学力を定着させます。
また、学校によっては少人数制のクラスにしており、一人ひとりに合わせた学習指導や、サポートを行います。
また学習にはカリキュラムがあるので、計画に沿って学習すれば高校卒業資格取得に必要な学力を問題なく身に付けることができるのです。
勉強不足が不安で通信制高校の進学を迷っている人へ
勉強不足になるかならないかは、あくまで生徒自身の努力にかかっているということがわかったのではないでしょうか。
たしかに授業時間は少ないですが、時間割の縛りなどが少ない分、自分がやりたい勉強に時間を割くことができるのは通信制高校の大きなメリット。
例えば全日制高校だと受験に関係ない授業やイベントにも参加しないといけませんが、通信制高校なら受験に必要な勉強だけに時間を思い切り注ぐことができます。
自分の気持さえあれば、特別な心配は必要ありません。