通信制高校に実際に通っている人ってどんな人? 2017.04.27
通信制高校に通っている人はどんな人がいるのでしょうか?どうやら不良が多いらしいなんてことも聞いたことがあるのではないでしょうか。
たしかに不良が多い学校もあるかもしれませんが、ほとんどの通信制高校はそんなこともないんです。
今回は通信制高校ってどんな学校で、どんな人がどんな目的で通っているのかということを紹介していきます。
これから通信制高校に通いたいと考えている人にとっては、とっても気になる情報ではないでしょうか!
通信制高校ってどんな学校?
通信制高校は自分のペースで高校卒業資格を取得できる学校です。
高校を卒業するには74の単位と3年の在籍が必要になるのですが、それらを授業のレポートとスクーリング、試験などを通じて取得します。
通信制高校は全日制の高校とは違って年間を通して随時転入や編入を受け入れている場合が多く、単位制を導入しており、留年がないのが特徴です。
キャンパスが全国各地にある通信制高校が多く、全国のどこにいても卒業資格を取得することができます。
自由な学習スタイルが魅力的
通信制高校は自分の進路に合った勉強ができることが魅力的です。
例えばどれくらいの頻度で学校に通うか、どれくらいのレベルの勉強がしたいのかといったことを自分で決めて学校に通うことができます。
あまり学校に通いたくない方でしたら週に1回の通学、全日制の学校と同じように毎日学校に通いたい方でしたら週に5日の登校というように、自分に合った方法で高校へ通うことができます。
自分に合った勉強ができる!
学習内容についても自由がききます。中学で勉強についていけなかった方は中学の勉強の復習ができますし、卒業後は大学に進学したいと考えている方は大学受験を視野に入れた勉強をするなど、自分で学びの範囲を決めることができるんです。
このように通信制高校は、自分のペースで自分のやりたい勉強ができるのか、自分がどういった目標を持って通信制高校に通うのか、どういった進路を目指しているのか。こんな条件をを考えながら選択することがf大事になってきます。
どんな人が実際に通ってる?
通信制高校に通っている人にはどんな人がいるのでしょうか。
在籍している方は、学校での集団生活が苦手な方や人間関係に対して不安がある方、学校の授業についていけなくなった方など、学校を不登校になってしまった方が少なくありません。
不登校を経験してから毎日学校に通うことに不安感を抱いてしまい、不登校に対するサポートが充実している通信制高校に通って少しずつ不登校を改善したいと考えている方もたくさんいます。
通信制高校はある程度の自主性と自由が確保されているので安心して入学でき、卒業まできちんと生徒の皆さんを支えてくれるのでどんな人でも安心です。
社会人や成人の方も多いですが、半数が成人で半数が10代といった割合の学校が多いようです。
公立校と私立校の傾向の違いは?
どんな人が在籍しているか、傾向を公立と私立で分けて考えてみます。
公立校は年齢層が非常に幅広く、20代以上で働いている方や育児をしている方が多いです。学費が非常に安いので、自分でお金を稼ぎながら学校に通うことができるためでしょう。働き始めてから、高卒資格が就職や昇進の条件になっていることを理由として通信制高校に入学する方も多いみたいです。
一方で私立校の場合は10代の学生の方がほとんどを占めます。
私立校は学費が公立校よりも高い代わりに不登校サポートが充実していたり、専門コースが学べたりするので、全日制高校よりも自分に合ったサポートを受ける為入学する人が多いです。
みんな目的を持って学校に通っている
通信制高校に通っている方は、皆さんなんらかの目的を持って入学しています。
1番多いのはやはり高校の卒業です。生徒の皆さんは不登校や自身の将来のために学校に通っています。
中には既にスポーツのプロや芸能人・タレントなどとして働いていており、全日制の学校に通うことができない方が高校卒業資格を取得するために通っている場合があります。
自分のやりたい勉強をしている人も多い
また私立の通信制高校には様々な専門分野について勉強ができる専攻コースが設けられている場合が多いです。保育やファッション、美容など非常に多彩な専攻コースがあります。
卒業後の自分の進路を既に決めている方にとっては高校のうちから専門的な勉強ができるので時間を有効活用できていいのではないでしょか。
コースはアニメやマンガ、美容やモデルといったものが人気が高く、生徒の皆さんは卒業後にそれぞれの専門学校に通うか、そのまま就職するかする方が多いです。
通信制高校は幅広いニーズを受け入れる学校
通信制高校は自主性と自由がある程度確保されているので、自分のペースで自分のやりたい勉強をすることができます。
在籍している生徒の皆さんは、何らかの理由で不登校を経験したが高校卒業を目指している方、働いていて自分のスキルアップを目指している方など、それぞれ自分の目標を持って通信制高校を選んでいます。
通信制高校はこのように、どんな人でも入学でき、高校卒業ができる学校であると言えるのではないでしょうか。