通信制高校の学費は本当にアルバイトでも払える?実際に計算してみた! 2015.08.21
全日制高校と比べて圧倒的に安い学費を誇っている通信制高校。
通っている人の中には、なんとアルバイトのお給料だけで学費を払っているという方もいらっしゃるんだとか!
…しかし、アルバイトで学費を払うなんて、にわかに信じ難いですよね?
今回は通信制高校とアルバイトについて調べ、通信制高校に通うには時給がいくらくらい必要なのか、また週何回で何時間働けばいいのかを実際に計算してみました!
私立学校の授業料はアルバイトでも払っていける?
まず、全国から入学できる私立学校を例に挙げてみましょう。
こちらの場合、授業料はだいたい1単位あたり6000円~8000円あたりが相場となっています。
また通信制高校は卒業までに74単位取ることが必須となるので、
1年間に約25単位とることになります。
となると、1年間での授業料は、
1単位あたりの費用が6000円の場合
6000円×25単位=150000円
となります。
一見すると結構な金額だなと思うかもしれませんが、1か月分の授業料に換算すれば、
150000円÷12か月=12500円
となるので、アルバイト代でも賄いきれる金額になるといえます。
以下に、いくらくらいの時給で週何回・何時間働けば学費を賄えるのかを示してみました。
【時給別・1単位あたりに6000円払う場合の必要労働時間】
時給1000円 | 時給900円 | 時給800円 | 時給700円 | |
1か月あたりの総必要労働時間 | 13時間以上 | 14時間以上 | 16時間以上 | 18時間以上 |
必要労働時間(週3回) | 2時間以上 | 2時間以上 | 2時間以上 | 2時間以上 |
必要労働時間(週1回) | 4時間以上 | 4時間以上 | 4時間以上 | 5時間以上 |
いかがでしょうか?
けっこう時間に余裕を持てると思いませんか??
私立高校の場合、スクーリングの日数をある程度自分で決められたり、年に3回程度の登校でよかったりする場合があるので、働く日数と時間をしっかりと確保することは可能です。
ですので、勉強とアルバイトの両立がきちんとできるような計画を立てていきましょう。
ちなみに、アルバイトでも学費を払っていける通信制高校として、飛鳥未来高等学校が上げられます。
私立の通信制高校の中でも授業料が安め!:飛鳥未来高等学校 |
こちらは、1単位あたりが7000円ととってもお得です。
さらに日本全国から入学でき、全国10都市にキャンパスを置いている学校ですので、通いやすさも抜群なんですよ!
気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
一方、1単位あたりの費用が8000円というケースはどうでしょうか?
1年間にかかる授業料は
8000円(1単位分の費用)×25単位=200000円
です。
これを1か月分に換算すると、
200000円÷12か月=約16670円
となります。
これをアルバイトの時給と関連させていくと、以下のようになります。
【時給別・1単位あたりに8000円払う場合の必要労働時間】
時給1000円 | 時給900円 | 時給800円 | 時給700円 | |
1か月あたりの総必要労働時間 | 17時間以上 | 19時間以上 | 21時間以上 | 24時間以上 |
必要労働時間(週3回) | 2時間以上 | 2時間以上 | 2時間以上 | 2時間以上 |
必要労働時間(週1回) | 5時間以上 | 5時間以上 | 6時間以上 | 6時間以上 |
こちらも、あまり無理のない勤務時間になっているのではないでしょうか?
勉強との両立がうまくできる労働時間だと思います!
ただし、これらの授業料のデータはあくまでも「目安」なので、正確な金額は資料などでしっかりと確認しておいてください。
ちなみに、1単位あたり8000円で通えて、かつ幅広いコースを設けている通信制高校にヒューマンキャンパス高等学校という学校があります。
学びたいものを思いっきり学べる!:ヒューマンキャンパス高等学校 |
高卒の資格を取得するのも通信制高校の大事な役目ですが、それだけでは物足りないという人におすすめなのがこの学校です。
ゲームや美容などみなさんが興味を持っているであろうことがしっかりと勉強でき、その上就職につながる資格を取ることもできるので、将来やりたいことがある人にもない人にもおすすめできる通信制高校です!
公立の通信制高校に通う場合の学費はどのくらいかかる?
次に東京都内の公立の通信制高校を例に挙げてみましょう。
授業料は1科目あたり平均して900円程度で、それを1年間に10科目ほど取得する必要があるようです。
これらの数字をもとに1年間のおおまかな授業料を計算してみると、
900円(1科目分の費用)×10科目=9000円
となります。
いかがでしょう?
これなら、アルバイトでも払えそうですよね!
ちなみに1か月あたりの授業料を算出してみると、
9000円÷12か月(1年間)=750円
となるので、アルバイト代でも余裕をもって払える金額だと言えるでしょう。
また、中には1年間で3万円程度かかるところもありますが、
それでも1か月あたりの授業料は
3万円÷12か月(1年間)=2500円
となります。
東京の公立高校は週に1回だけ通えばいいところが多いのでアルバイトをする時間はある程度確保できそうですし、
東京都のアルバイトの最低賃金が888円ということも考えても、余裕をもって学費を払うことができそうですね。
このような点から、公立の通信制高校はアルバイトでも学費は払えるということがわかりました!
いかがでしたでしょうか?
ご自身のお金事情やアルバイト事情、勉強時間等をすべて考えた上で通信制高校に入学するか、はたまたどの通信制高校に通うかを決めてみてくださいね!