通信制高校とアルバイト

通信制高校はスクーリングで決まった日のみの登校でも単位を取ることができるというメリットがありますよね。
通信制高校ではアルバイトしながらでも自宅学習で勉強をすることができるので、仕事して学費を稼ぎながら通っている生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

こう見ると通信制高校では全日制高校とは違って、あくせく働かねばならないのでは？と考えてしまいがちですが、実は通信制高校に通う生徒さんには アルバイトや仕事の面で有利に働く面が普通の生徒さんよりも多い点があるのです。

誤解をしている人も多々見られますが、まず通信制高校に通っていることはアルバイトの選考で不利になりません。むしろ他の学生さんよりも 有利に働きます。
なぜなら登校日がスクーリングのみである通信制高校は、普通の全日制高校よりもアルバイトに割ける時間が多くなるからです。
採用する側としてはできるだけ多くの時間働いてくれる人を雇いたいので、時間に融通の利きやすい通信制高校の生徒さんであれば採用側としても助かります。

ですから履歴書には堂々と通信制高校に通っていることを書きましょう。

また志望動機の欄にも通信制高校の学費を稼ぎたいという旨も正直に書いてしまって問題ありません。
これを見れば採用側も「学費を稼ぐのが目的ならこの人は長く働いてくれそうだな。」とプラスに考えてくれるでしょう。
このように通信制高校に通っていることでアルバイトの書類選考や面接にも、他の人より有利な条件で臨むことができます。
せっかくアドバンテージを握れるのですから、自分の可能性を惜しまずにどんどん広げていきましょう！

また通信制高校は全日制高校よりもアルバイトをしやすい環境ですので、普通の生徒さんよりもいち早く社会経験を積みながら勉強をすることができます。
社会常識を学んだり仕事の実績を積んでおくのも大事な事です。
若い内にそれらの体験をしておくことはこれからの将来に必ずプラスとなってくれることでしょう。

通信制高校は確かにアルバイトがしやすい環境であることは間違いありませんが、同時に学校に通う事は 将来の準備期間であることも忘れてはいけません。

働く時間も取りやすいため通信制高校に通う半数以上の生徒はアルバイトや仕事をしています。
経済的な事情が苦しくても通信制高校なら働いて自分で学費を稼ぐことができるのです。
不登校だった人が多く通っているのも事実ですが、家庭の経済的な理由で入学した生徒さんも多く在籍しています。

しかしアルバイトにばかりかまけていると逆に 自宅学習に取るための時間が少なくなってしまいます。

アルバイトはあくまで学費を稼ぐための手段であると割り切ることも大切です。

本来の目的を見失ってアルバイトに流されては本末転倒です。
勉強が難しくなったと感じたら多少アルバイトの時間を削ってでも方向修正を行うということも手段の一つです。
学習と仕事の配分をバランス良く考え自己管理をしっかりと行っていきましょう。