NPO法人西濃学園の学費や口コミ・評判詳細

NPO法人西濃学園は、星槎国際高等学校の技能提携校です。

つまり、NPO法人西濃学園を卒業することで、高校卒業資格を取得することができます。

西濃学園は、学校に行けない人のための学校。自然に囲まれた素晴らしい環境の中で、指導員、教職を終えた先生たち、臨床心理士、ボランティアなどのたくさんの人たちのサポートを受けながら生活をしています。

西濃学園で大切にされているのは、自分探しをすること、基本的な生活習慣を身につけること、自然と触れ合う体験学習をすること、学習の遅れを取り戻し、高卒認定を取得すること、家庭のお父さん、お母さんたちとの連絡を密に行うことです。

このような細かな指導の成果として、2004年にNPO法人を取得、2008年に学校法人格を取得しています。国からも認められた、信頼のある学校です。

西濃学園でおこなわれている行事は多岐に渡ります。スポーツ国際交流や陸上大会、森を守る活動、手品、そば打ち体験、フォトコンテストなど。仲間たちとする色々な体験を通して、一歩ずつ社会に馴染んでいきます。

参考：http://www.seino-gakuen.jp/senior/

NPO法人西濃学園は技能提携校なので、提携先の星槎国際高等学校の学費も併せて納入する必要があります。

西濃学園自体の入学金は20万円、施設設備費が5万円、入学検定料が2万円です。また、授業料は全寮制の場合と通学制の場合で異なります。全寮制の場合は1ヶ月で11万4,000円、通学制の場合は1ヶ月6万2,160円となっています。

星槎国際高等学校は、入学金が2万円、施設設備費が2万5,000円、1単位あたりの授業料が1万円となっており、年間でかかる学費は約29万5,000円です。

こちら2校を合計すると、だいたい年間で104万円程度の学費がかかります。

技能提携校の中では平均水準の学費です。しかし、学費に不安がある場合は学費の補助制度を利用すると良いでしょう。

国の奨学金や就学支援金を利用すれば、提示されているものより低い学費で通うことができます。

NPO法人西濃学園の評判を見てみると、やはり不登校の子供を自立させることが出来るという点で評価されていることが分かります。通信制高校は基本的に、学校に通うことが苦手な生徒が集まるためそのような生徒たちのためのサポート精度は整っているのですが、学校をあげて不登校の生徒に特化した取り組みを行っているところは多くはありません。

学園生活、寮生活、地域との交流、学校での勉強など総合的な取り組みから自立を促すプログラムとなっているので、将来社会に出た時にも順応することができる人になります。

卒業生の中には、普通の大学へ進学した人もおり、元々不登校であったことを感じさせません。

保護者と共に子供を支援していくことをモットーとしており、保護者と密な関係性を築きます。家庭での子供の態度に悩みを持っている親御さんのサポートをしてくれます。

このような丁寧なサポートはNPO法人にも評価されており、新聞などのメディアで紹介されることもしばしば。世間的に信頼を得ている学校です。

自然に囲まれた校舎には生徒の心のよりどころとなる場所がたくさん。食堂や、談話室、図書室、こころの部屋などは生徒に愛されています。

生徒たちは3年間をかけて高卒資格を取得することを目標として学んでいます。一度学校に通うことを諦めてしまった人でも、もう一度チャレンジする機会を用意してくれる学校です。

ただし、交通アクセスはあまり良くありません。山に囲まれた場所にあるので、自動車で行くのが良さそうです。電車ですと、最寄りの「揖斐」駅から20km歩かなくてはいけないので現実的に考えて毎日電車で通うのは難しそうです。

寮が用意されているので、こちらで生活している生徒も多くいます。寮生活では仲間との団体生活を行うので、社会復帰への材料にもなります。