野田国際高等学院は、僕みたいに最初は全日制高校に入学したけど途中で不登校になった。ただ、また学校に行けるようになりたい人や、中学校で不登校だったけど、高校からまた少しずつ登校できるようになりたい人。そんな人にオススメの学校だと思います。基本的には僕の周りの子もみんな不登校経験があり、気持ちの共有ができる人も多くいて過ごしやすい環境だと思います。
コースについては、最初に在宅コース(最低年2回)か、通信クラス(週2回)、全日クラス(週5日)、予備校コース(週6日)から選択します。
在学途中でクラス、コースの変更が基本的にできるので、例えば最初は学校に毎日行く自信がなくて通信クラスを選んだけど、途中で毎日通いたいと思ったら、全日クラスに変えることもできます。予備校コースに関しては入れる時期がいつでもではなくある程度決まっているので、詳しく知りたい方は学校に問い合わせるといいです。ただ、在宅コースに関しては、途中でクラス・コースの変更ができません。僕は在宅コースを選んでいないので詳しくはわかりませんが、最初に選んだら後から変更はできません。なので夢のために高校生の時間を費やしたい人や、高卒の資格だけは取っておきたいという人に向いているコースだと思います。
実際に僕が通ってみて思うこと
僕は高2の途中からこの学校に入りました。最初は通信クラスを選択しました。通信クラスに通っていて思ったのは、正直あまり楽しくないということです。これは学校が悪いというわけではなく、単純に僕には合わなかったから楽しくないと思いました。最初に新しい環境に体を慣らすという意味では選んで良かったですが、週2日の学校以外は自分で時間の使い方を考えないといけないので、バイトをしている人や家でしっかり勉強や家事ができる人、家庭内の事情があり学校にあまり行けない人には良いと思いますが、僕みたいに家ではいつもダラダラした生活を送っている人は暇すぎて少し孤独を味わうような感覚になると思います。そんな思いから3年生で全日クラスにコース変更しました。すると、通信クラスではあまり先生やクラスメイトと話すことがありませんでしたが、全日クラスでは入ったその日に友達ができて、次の週には友達と映画に行っていました。それくらい全日クラスは通信クラスに比べて楽しくて、友達との関わりも多いクラスです。普通の学校のような日程にもなっているので、休み時間や昼休みには一緒にお話ししたり、親が作ってくれる弁当を久しぶりに食べられて幸せだったのを覚えています。そんな風にある程度楽しめる環境が全日クラスにはできていました。そして今でも楽しいです。
ただ、全日クラスは、1年生の間は選ぶ人が少ないです。なので学年が上がるにつれて通信クラスや他の高校から転学してきた人が全日クラスに入ってくるので、3年生になる頃には20人ぐらいになります。
学校行事について
学校行事では、ハリーポッターの映画鑑賞や、校外活動でボーリング大会などがありました。新型コロナウイルスの影響で学校のホームページに掲載されている校外活動ができていないものが多いですが、感染者数が少なかった時期にボーリング大会は開催されました。
全日クラスの学習内容について
全日クラスでは5教科だけでなく、副教科の家庭科や情報などもします。どの教科もかなりゆっくり進むので、勉強が苦手な人もついていけると思います。ただ逆に言うと、勉強ができる人からすると簡単すぎる場合があるので、ホントに人それぞれ合う合わないがあると思います。
先生について
先生方も基本的には優しい先生が多く、気軽に話しかけてくれたり、進路相談にのってくれる先生も多くいます。ただ、人の話をちゃんと聞けない先生もいました。
学費について
最後に学費についてお話します。学費は私立だというのもありますが
高いと思います。基本的にはいつ入っても同じ学費がかかります。
例えば、2年生の9月に転学した場合でも、4月から転学してきた人と基本的に同じ学費がかかります。2年生から入学すると1年生の分の学費が減りますが、それでもなかなかの金額になります。特にこの学校の場合は、クラーク記念国際高等学校と野田国際高等学院にそれぞれ納入しないといけない学費があるので、かなりかかります。なのでもし入学・転学を希望する人がいれば、一度学校に問い合わせたり、親子で学校見学に行ってみるといいと思います。