通信制高校なら働きながらでも大丈夫! 2017.03.15
さまざまな事情から、高校に行けなかったり途中で辞めてしまった人の中で、やっぱり高校卒業だけはしたいと思う人も多いですよね。
そこで、実際に働きながら通信制高校に通う人がどれだけ存在するのか、通信制高校に働きながら通う人にとってのメリットを紹介します。
さらには働きながら通う人のためのコース(社会人コース)とはどんな特徴があるのかについて紹介していきます。
通信制高校に通う生徒の状況
通信制高校に通われる方の状況としては、全日制高校に進学したがなにかの理由で中退した人。
さまざまな事情で高校進学はできなかったが、もう一度勉強したいと感じる人。
若いころに妊娠して高校を卒業できなかったので、高校卒業の資格を取りたいと思っている人。
などがあります。通っている方の状況は実にさまざまです。
それなので若い人から高齢者まで幅広い年齢の人が在籍しています。
その中には、バイトをしていたり正社員として働いている人なども多くいます。
つまり通信制高校なら、働きながらでも十分に通うことができるのです。
仕事と勉強を両立しながら確実にレベルアップしていきませんか?
働きながら学ぶ生徒の割合は?
実際に働きながら通信制高校に通う人の割合はどれくらいなのか気になりますよね。
そこで全国高等学校定時制通信制教育振興会が行った、調査を基に見ていきます。
なんと仕事(アルバイト)をしながら通信制高校に通われている方は、47.9%!約半分の方が働きながら通っているんです。
働きながら通信制高校に通うことは、それほど稀なことではないのです。
働きながら通信制高校に通う人にとってのメリットは?
先に数字で表したように、通信制高校には働きながら通う人が多いです。
つまりその人たちにとってのメリットが多いという事です。
一番のメリットは登校日が少ないという事です。
通信制高校というのは知ってる方も多いと思いますが、基本的にはパソコンやスマートフォンで空いてる時間に学習するのが中心です。
スクーリング日という学校に登校しなければいけないという日は少なくしようと思えば、年間で数日にまで少なくすることができます。
それなので昼間は仕事に行き、帰宅してから自分でパソコンなどを使い勉強しレポートを提出するという流れになります。
このように自分のペースで勉強ができるので、勉強が苦痛に感じることも少ないです。
留年がないことも嬉しい!
通信制高校を卒業するには3年以上在籍したうえで74単位取得するというのが必要になります。
例えば入学して1年目は忙しくて単位が思うように取れていなくても、留年というのはありません。
自分のペースでじっくり単位を取得すればいいので、仕事をしながらでも十分に通うことができるのです。
学校行事に参加しなくてもいい
通信制高校にも部活動や修学旅行、体育祭など実にさまざまな行事が存在します。
これらは全日制であれば参加は必須ですが、通信制高校であれば参加するかしないかは自由です。
それなので働きながら通う方で、そのような学校行事には時間を割くのは難しいと感じるのであれば、無理に参加しようとしなくても良いのです。
(ただし、学校によっては学校行事に参加することが単位取得の条件になっていることがあるので注意が必要です。)
生徒の数だけカリキュラムがある
定時制高校や全日制高校では決められた時間割が存在し、それに沿って授業が展開します。
しかし、通信制高校では一人一人に合わせたカリキュラムを作ることができます。
仕事が忙しい時期であれば、勉強のペースを落とすことができます。
逆に仕事に余裕がある時期であれば、勉強に集中してペースをあげることもできるので、自分のペースで勉強を進められるのです。
ただし、なんでも後でやろうとすれば、どんどん課題が溜まっていってしまいます。
自分で決めた計画通りにやることが重要です。
働きながら通う人向けの社会人コースとは
通信制高校には社会人向けのコースを設けている学校もあります。
その社会人コースとは20歳以上の方を対象にし、通常のコースに比べて自主性が求められますが、それを上回るほどの利点があります。
それは学費が安いことです。
誰もが入学し、卒業できるために社会人コースは学費が安くなっていることが多いです。
また年収に応じて、支援金が受けられることもあります。
スクーリングを最小限に
仕事をしている方にとってスクーリングが多いとかなり負担になりますね。
そこで社会人コースでは短期集中スクーリングというのを設けて、三泊四日ほどの集中したものにすることで負担を減らしています。
小さい子どもがいても安心
子育て中のお父さん、お母さんでも安心して学校で授業に集中できるように、託児所を設置しているところもあります。
託児所に預けられれば、安心して授業に参加できますね。
このように社会人のための多くのサポートがあります。
それなので自分に合った通信制高校を選ぶことが大切です。