転職サイトに登録すると、ブラック企業の求人ばかり紹介されるという噂や口コミを見て不安に感じている方もいるでしょう。

せっかく転職が決まっても、行ってみたらブラック企業だった、なんてことは避けたいものです。

そこでこの記事では、転職サイトの求人がブラックばかりと言われる理由や、ブラック企業ばかり紹介された時の対処法について解説します。

併せて、ブラック企業に転職しないための方法について解説します。

人材紹介サービスは約2万件※もある中で、質の高いサービスを自分で見つけ出すのは大変です。※参考:厚生労働省「令和2年度職業紹介事業報告書の集計結果」

そこで、ブラックな求人ばかり紹介されるのが心配という方におすすめの転職サービスも厳選して紹介していますので目を通してみてください。

おすすめ記事:おすすめの転職エージェントランキングTOP20!各年代におすすめのエージェントや優良サービスを選ぶコツを徹底解説

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約10,000件
(※1都3県のみ)
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DYM就職|未経験からの転職に強い
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  • 未経験からの就職に強い

転職サイトの求人がブラックばかりと言われる理由

転職サイトの求人がブラックばかりと言われる主な理由についてまとめています。

実際は「ブラックばかり」ということはなくても、体感としてはブラックな求人が多いと思われてしまうこともあります。

以下にその理由を解説していますので目を通してみてください。

転職サイトの求人がブラックばかりと言われる理由
  • 求人の総数が多いから
  • 成功報酬型ビジネスモデルを採用しているから
  • 利用者が多いと真偽不明の口コミも増える

求人の総数が多いから

特に大手の転職サイトは、求人総数が非常に多いです。

求人総数が多いことは選択肢が多いことでもあるためメリットですが、求人が多いほど、いわゆる「ブラック企業」といわれる条件を持った求人の割合も増えがちです。

求人数を増やすほどに、質の管理は難しくなる傾向にあります。

成功報酬型ビジネスモデルを採用しているから

転職サイトは成功報酬型のビジネスモデルを採用しており、転職者が新しい職場に就職することで企業側から報酬を得ます。

このモデルでは、どのような企業であれ求職者を転職させることが直接的な収益につながるため、場合によってはブラック企業の求人も積極的に扱われることがあります。

利益を追い求めようとすると求人の質よりも量が優先される傾向があるため、ブラック企業の求人が混入するリスクが高まります。

利用者が多いと真偽不明の口コミも増える

転職サイトの利用者は非常に多く、インターネット上には多くのレビューや口コミが存在します。

しかし、利用者が多いほどその情報の真偽を確かめることが難しくなります。

特に、ブラック企業かどうかの評価は個人の主観に大いに依存するため、多種多様な意見が交錯し、真偽不明の情報が広がりやすくなります。

転職サイトでのブラック企業・ホワイト企業の見極め方

転職サイトでのブラック企業・ホワイト企業の見極め方を解説します。

転職サイトで見つけた求人がブラック企業かどうか見極められるようになれば、納得のいく転職ができる可能性を高めることができます。

転職サイトでのブラック企業・ホワイト企業の見極め方
  • 適切な給料と残業代の支払いがあるか確認する
  • 求人が長期間掲載されているか確認する
  • 年間休日数と取得率を確認する
  • 福利厚生の充実度を確認する
  • 企業の知名度やネームバリューを確認する

適切な給料と残業代の支払いがあるか確認する

求人を見る際には、給与が業界標準に見合っているか、そして残業代が正しく支払われているかを確認することが重要です。

ブラック企業の多くは給与が低く、残業代がなかったり固定残業代制度を導入していることが多いです。

固定残業代制度を導入している企業が必ずしもブラック企業というわけではありませんが、固定残業代の対象時間があまりに長い場合は注意しましょう。

また、求人に記載されている給与詳細を精査し、不自然な低さや不明瞭な部分がないかをチェックしましょう。

求人が長期間掲載されているか確認する

求人が長期間にわたって掲載され続けている場合、それはその職場が求職者不足である、または頻繁に人が辞めている可能性があります。

長期間掲載されている求人に対しては、その理由を探るために企業の口コミをチェックするなど、追加のリサーチも検討してみましょう。

年間休日数と取得率を確認する

年間の休日数が多く、有給休暇が実際に取得されているかは、企業の労働環境を示す重要な指標です。

適切な休暇が保証されている会社は従業員のワークライフバランスを重視している証拠です。

企業の公式資料や従業員からのレビュー等から、年間休日数と取得率を確認してみましょう。

福利厚生の充実度を確認する

福利厚生が充実しているかどうかも、良い職場環境の指標となります。

健康保険、厚生年金、退職金制度、育児・介護休暇など、従業員を支援するための制度が整っているかを確認してください。

福利厚生の詳細は企業のホームページや求人説明会で確認できることが多く、その充実度が高いほど従業員にとって働きやすい環境が整っています。

企業の知名度やネームバリューを確認する

企業の知名度や評判も重要な選考基準です。

知名度が高い企業は一般に信頼度が高く、社会的な評価も安定しています。

しかし、知名度だけで判断せず、実際にその企業の成長性や安定性、社内の文化についてもリサーチを行い、総合的な判断材料にすることが大切です。

ブラック企業ばかり紹介されやすい人の特徴

ブラック企業ばかり紹介されやすい人の特徴を紹介します。

転職サイトのオファー機能やスカウト機能で、おすすめ求人を紹介されることがありますが、いかに当てはまる方はいわゆる「ブラック企業」に近い条件の求人を紹介されやすい傾向にあります。

ブラック企業ばかり紹介されやすい人の特徴
  • 経歴不足
  • 給与が低い
  • 転職を急いでいる

経歴不足

経歴が不足していると、希望する業界や職種での実務経験が乏しいため、応募可能な求人が限られてしまいます。

特に未経験者歓迎の求人は、条件が厳しいことが多く、ブラック企業に該当することも少なくありません。

経歴不足の求職者は、研修や指導の体制が整っていない場所に配属されるリスクも高くなります。

給与が低い

現在の職で給与が低いと、その給与水準を引き継ぐ形での求人を紹介されることが多くなります。

給与が低いとみなされる求職者は、労働条件が悪いブラック企業からのオファーを受けやすくなります。

低い給与での募集は、労働環境が劣悪である可能性が高く、離職率も高い傾向にあります。

転職を急いでいる

転職を急いでいる求職者は選択肢が限られ、条件を吟味する時間も不足しているため、不利な立場に置かれがちです。

急いで転職を進めると、企業の実態を十分に把握せずに決定してしまうリスクがあり、その結果、ブラック企業に容易に引っ掛かることがあります。

加えて、転職を急ぐ理由を企業側に利用され、低条件のオファーを受けやすくなってしまいます。

ブラック企業ばかり紹介された時の対処法

転職サイトからブラック企業ばかり紹介された時の対処法についてまとめました。

ブラック企業ばかり紹介された時の対処法
  • 自分の希望条件を正確に設定する
  • 担当者に求人紹介をしてもらう
  • 他の転職サービスを利用する

自分の希望条件を正確に設定する

ブラック企業ばかり紹介される場合、まず自身の希望条件の設定を見直しましょう。

希望する労働時間、給与、福利厚生など、具体的な条件を再設定し、登録しましょう。

これにより、より適切な求人をマッチングしてもらえる可能性が高まります。

あまりに希望を下回る条件の求人ばかりおすすめされる場合は、あえてあえて条件を少し上げてみるのも方法です。

担当者に求人紹介をしてもらう

転職サイトによっては、転職サイトの担当者が転職希望者について求人を紹介してくれるものもあります。

いわゆる「転職エージェント」ですが、この担当エージェントに直接希望条件を伝えることで、マッチング度の高い求人を紹介してもらいやすくなります。

他の転職サービスを利用する

転職サイトだけに依存せず、他の転職サイトや転職エージェントも併用することを検討してみましょう。

転職サービスにはそれぞれ特色があり、提供する求人情報やサポートの質に違いがあるため、より自分に合ったサービスを見つけることができるかもしれません。

多角的に情報を集め、選択肢を広げることが重要です。

ブラック企業ばかり紹介された人におすすめの転職サービス

転職サイトを使ってブラック企業ばかり紹介されてしまったという方に、おすすめの転職サービスをピックアップしました。

いずれも、担当アドバイザーが直接求人を探してくれる「転職エージェント」というサービスになります。

転職のプロが直接希望に合う求人をおすすめしてくれるので、ブラック企業ばかり紹介されないか心配…という方でも安心して利用できます。

ブラック企業ばかり紹介された人におすすめの転職サービス
  • doda
  • DYM就職

doda

満足度★★★★★ 5
求人数 約260,000件
対応地域 全国47都道府県
料金 無料
公式サイト https://doda.jp/
運営会社 パーソルキャリア株式会社
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dodaはエージェントサービスと転職サイト、両方の機能を持っているのも大きな特徴です。

エージェントに任せるだけでなく、自分でも積極的に求人を探すことができ、自分で見つけた求人についてエージェントに相談することもできます。

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経歴に自信がなかったり現状の給与が低い方は、今の条件を引き継ぐような求人を紹介されることが多いです。

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転職サイトの求人はブラックばかりではない

転職サイトでは幅広い業界や職種の求人を取り扱っています。

転職サイトの求人がブラック企業ばかりということはなく、求人の中には非常に良い労働条件を提供しているホワイト企業も多く存在します。

また、特に大手の転職サイトは企業との信頼関係がしっかりと築かれており、質の高い求人であることを積極的に確認しています。

求人数が多いためブラック企業も含まれる可能性がありますが、それは業界全体に共通する課題であり、転職サイト独自の問題ではありません。

転職サイトでブラックな求人に引っかかるのが不安という方は、担当者が直接希望に合う求人をマッチングしてくれる現職エージェントの利用も検討してみましょう。

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