コロナ禍における求人動向
コロナウイルスがあっという間に日本全体、さらには世界中に広まったことで、ビジネスに大きなダメージや影響を及ぼしています。何しろ人と会うだけで感染する恐れがあるわけですから、飲食業を筆頭に、接客を前提としたビジネスは非常に大きなダメージを受けています。
それどころか、従業員同士の日常の業務、さらには日本のビジネスシーンにおいて重要な役割を担っていた飲食を通しての交流・交歓の機会さえも損なわれている状況です。
有効求人倍率は、3月に4年ぶりに1.40倍を切り、その後も減少を続けており、10月現在では1.04倍(季節調整値)、新規求人数は10ヶ月連続で減少しているなど、まだまだ厳しい状況が続いています。
そうなると、就職・転職も難しいと考えるのが当然というものでしょう。仕事と収入を確保するので精一杯、今ある職場でなんとかこらえよう、転職なんてとんでもないと考える方も多いようです。
一方で、非正規で働いている人にとっては厳しい状況だからこそ、安定した正社員に転職したいと臨む傾向も見られています。コロナ禍では飲食業を筆頭に、真っ先に自営業者に大きなダメージがもたらされましたが、もともと不安定だった非正規にもそのしわ寄せが来るようになっています。
いつ雇用が止められるかわからない、そんな不安を抱えながらコロナ禍で生活をしていける自信がないという方も少なくないはずです。
コロナ禍における転職活動の状況は?
では、低い数字が続いている有効求人倍率の中で、正社員への転職の道はあるのでしょうか?厳しい経済状況に陥ったことで、多くの企業が採用そのものを見合わせるなど、転職の機会そのものが減少しているのに加えて、各企業が採用の傾向を変化させている面も見られます。
最大の変化は、即戦力が期待できる人材に絞る傾向が見られている点です。何しろ先行き不透明な状況ですから、新卒や第二新卒、未経験など、育成にコストがかかる人材を採用している余裕はなく、すぐに現場で活躍してくれる人材しか獲得している余裕がないわけです。
また、従業員同士でさえ過度な接触を控えなければならない状況ですから、研修や教育制度が従来のようにうまく機能せず、育成そのものが十分にできない面もあります。ですから、コロナ禍で転職を目指す場合には、経験がある分野に絞って転職先を探していくのが大原則となりそうです。これまで働いてきた職場と同じ業種・職種をメインに、求人情報をチェックしていくようにしましょう。
一方、コロナ禍でも業績が安定している、むしろ伸びている業種もあります。こうしたところでは積極的に採用を行っているところもあり、転職のチャンスも十分にあるでしょう。コロナ禍による「ステイホーム」「すごもり消費」の状況に適応したIT業界、ネット通販業界、ゲーム業界などが該当します。
コロナ禍において正社員への転職を実現するには?
このように、チャンスが多そうな求人を探していくのを前提にしながら、いかにうまく準備・対策を行っていくことができるかが、コロナ禍でも正社員なれるためのポイントとなるでしょう。加えて、「ウィズコロナ」とも呼ばれる状況の中で、転職活動の状況そのものが変化していることにもうまく適応していくことが求められます。
最大の変化は、面接をオンラインで行う企業が増えた点です。転職活動をする立場からすれば、わざわざ会社に出向かず自宅にいながら行うことができるので、時間と手間を大幅に節約できるメリットがあります。ですから、節約できた時間は、面接対策をはじめとした準備や情報収集、企業分析に振り分けるようにしましょう。
その際に、ぜひ利用したいのが転職エージェントです。無料で登録・利用できる上に、専任の担当コンサルタント・キャリアアドバイザーからさまざまな情報やアドバイスを受けながら、転職活動を行うことができます。
空いた時間で自分で求人を探すのはもちろん、コンサルタントから提供される求人をチェックして、良さそうなものがあればその会社の分析を行い、コンサルタントにカウンセリングを受けたり、面接対策、履歴書・職務経歴書の作成、オンライン面接対策などのサポートをしてもらったり…こうした対策をうまく組み入れていくことで、時間を有効に活用しながら求人探しと転職対策の両方を行っていくことができるでしょう。
何しろ過去に例のない非常事態での転職活動となるだけに、ネットや書籍などで手に入る過去の情報があまり参考になりません。リアルタイムで転職事例と接している現場のコンサルタントのアドバイスや意見は、とても重宝することになるでしょう。
現在、転職市場ではどのようなことが起こっているのか、以前と比べてどんな点に違いが見られるかなどのアドバイスを受けながら準備を行っていけば、より採用のチャンスが開けるはずです。
コロナ禍で正社員になれた成功事例
実際にこのコロナ禍で正社員への転職に成功した人たちにはどういった特徴が見られるのか、成功事例も参考になります。
やはりIT系の企業での成功事例が多く、
「パソコンのスキルを活かして、テレワークを全面的に導入した企業に転職することができた」「テレワークのおかげで以前よりも時間の都合をつけやすくなったので、これまで難しかった業種に転職するチャンスが得られた」
といった事例が見られます。
例えば、通勤時間や家庭の事情などで就業が難しかった企業・業種も、テレワークのおかげでチャンスが出てきたのです。ですから、これまで自分の都合で正規雇用での採用が難しいと思っていた業種の応募に参加してみるのも一つの選択肢でしょう。
オンライン面接のメリットを活かして、採用に成功した例も見られます。
「これまでどうしても面接で緊張してしまい、うまくいかなかったのが、オンライン面接なら落ち着いて臨むことができたので、それがプラスに作用したんだと思う」
といった声も見られるのです。
Webカメラに映らないところに資料などを用意しておけば、とっさの質問などにもうまく応えられますし、緊張を和らげながら臨むことができます。そのメリットをうまく活かして、転職を実現した人もいるようです。
あとは、政府による経済対策や支援のタイミングをうまく利用して、転職のチャンスを掴んだ事例も見られます。「GO TOトラベルの開始とともに観光業界の求人が増えたので、応募してみたら正社員で採用してもらうことができた」などです。(現在GO TOトラベルは中止中ですが、、)
こうした政府の支援策がその市場を活性化し、転職市場にも影響を及ぼすことがこれからも考えられます。転職市場だけでなく、ビジネスシーン全体、さらには政府の動向などもチェックした上で、求人探しを行っていくとよいでしょう。
今後ビジネス目的の海外との往来が少しずつ緩和されていくことが予想されるため、国際間のビジネスを行っている企業からの求人が増える可能性もあります。
コロナ禍でも転職を実現しよう!
このようにコロナ禍での転職、とりわけ正社員への転職は、コロナ流行をはじめとした社会全体の動向も踏まえながら行っていく心構えが求められます。これまで以上に、事前の情報収集と準備が重要になってくるとも言えるでしょう。
転職エージェントをはじめとした情報源をいかにうまく活用することができるか、世の状況の流れをいかにうまく「読む」ことができるか、一人一人の姿勢によって成否に個人差が出てくることもありそうです。「勝ち組」を目指して、積極的に準備・対策を行っていくようにしましょう。
コロナ禍でもNo1エージェント、リクルートエージェント
長く転職業界のパイオニアとして君臨してきたリクルートエージェントは、それだけ企業側との結びつきも強固なものになっています。企業側としては、あうんの呼吸で皆まで説明しなくても自社の風土や社風にあった人材を紹介してくれるメリットがあります。従って、そんな「企業側のニーズ」を多く把握しているリクルートエージェントは、それだけ企業側が期待するアピール点などの情報も多いです。
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