家庭教師を利用する上で、やはり料金は大切なポイントですよね。
「マンツーマンでの指導を受けられる」「送迎の手間を省ける」「自宅学習のしゅうかんがつく」などで家庭教師をつける人はたくさんいます。
しかし、なんとなく家庭教師と聞くと「ものすごく料金が高いのでは?」と不安な方も多いはず。
そこで今回はケースごとに家庭教師の料金の相場や、できるだけ費用をおさえるコツについてご紹介します。
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家庭教師の料金システムとは?
では、そもそも家庭教師を利用する場合、どのような料金システムとなっているのでしょうか?
家庭教師の月謝の計算方法には大きく分けて、「1時間分の指導料が決まっているもの」と「1コマ分の指導料が決まっているもの」とがあります。
月謝の計算方法
- 1時間あたりの授業料×1ヶ月の合計指導時間=月謝料金
- 1コマあたりの授業料(90分・120分など)×1ヶ月の合計指導時間=月謝料
1時間分の授業料が決まっている場合、一見安く見られがちですが延長料金や何度も受講すると高額になりやすいので注意しなければいけません。
また、1コマ分の授業料が決まっているケースだと、一般的な学習塾と同様にいくつ分の授業を受けたかによって金額が変わるため、計算方法としては簡単です。
1コマ分の時間については家庭教師によって異なり、なかには教科ごとやコースごとに月謝料金があらかじめ定められているパターンもあります。
家庭教師の料金の内訳とは?
そもそも家庭教師の料金には、どのような内容が含まれるのでしょうか?
家庭教師を利用する際にかかる料金の内訳については以下のものになります。
家庭教師の料金の内訳
- 入学金
- 授業料
- 交通費
- テキスト代
- その他
➀入学金
家庭教師に依頼する場合、はじめに入会金や保証金(預かり金)が必要となります。
入会金の料金相場は、おおよそ20,000~40,000円程度であり、はじめに払ってしまえば継続的に支払う必要はありません。
また家庭教師会社によっては、キャンペーン中は無料もしくは割引制度が適用されたり、兄弟や知り合いと入会すれば安くなることも。
また補償金に関しては万が一、授業料を払えなかった際にここから捻出するためのものです。
②授業料
家庭教師を雇うと、毎月必ず月謝と呼ばれる授業料を支払わなければいけません。
月謝については家庭教師会社のコースやプラン、講師のレベル、科目数などによって大きく変わってきます。
なお最近ではオンラインによる家庭教師もあり、その場合はわざわざ講師が出向く手間もないので比較的安い傾向に。
また社会人や受験に特化したもの、より難関学校を目指すコースを選べば、それだけ費用も上がっていくようになります。
③交通費
家庭教師は、基本的に講師が生徒の自宅に赴いて授業をおこなうものです。
したがって、講師の移動手段によっては交通費が発生し、利用者が負担するケースがあります。
なお交通費に関しては、家庭教師会社の基準や上限によっても異なりますが、たいていの場合、約500~1,000円となるところが多いでしょう。
④テキスト代
家庭教師会社によっては、その会社オリジナルの教材をテキスト代として購入しなければいけないケースがあります。
個別の家庭教師など、なかには学校の教科書や問題集などを使って授業をしてくれるところもありますが、たいていの場合は授業料とは別にテキスト代が必要となります。
テキスト代に関しては、入学する前に一括で購入したり、適宜購入するパターンなどさまざまです。
⑤その他
上記で紹介した料金のほかで必要なもののほかに、家庭教師を雇う際は管理費やサポート費がかかることもあります。
管理費やサポート費については、おおよそ10,000前後かかり、会社によっては授業料と交通費のみなどまったく必要ないケースもあるため、いくつかの会社を比べてみるといいでしょう。
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家庭教師の料金相場は「個別」か「大手家庭教師センター」かによって変わる
家庭教師の料金相場は、「個別」なのか「大手」なのかによっても変わります。
ここでは、「個別」と「大手」で家庭教師を雇う場合の料金とそれぞれの特徴について比較します。
1時間ごとの料金相場 | |
---|---|
家庭教師センター | 約3,000~10,000円 |
個別(プロ講師) | 約2,000~7,000円 |
個別(学生バイト) | 約1,500円~3,000円 |
「個別」の場合
家庭教師を個人で契約した場合、大手のような管理費や年会費、入会費、教材費などがかからないため、比較的安く抑えたい方にはおすすめです。
また、家庭教師のなかにも社会人のプロ講師、学生バイトかによっても料金は変わってきます。
社会人のプロ講師を雇う場合だと1時間当たりの料金相場は、約2,000~7,000円程度。
学生バイトであれば、約1,500円~3,000円程度かかるのが一般的です。
プロの講師を雇うメリットにはさまざまありますが、長年のキャリアによって地元の情報やノウハウ、授業スタイルがしっかりしていることが多いですよ。
また学生バイトは現役大学生が講師として属していることから、志望校に通っている人であれば受験勉強やテスト対策に強いといったメリットもあります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、生徒の性格や費用などを踏まえるといいでしょう。
「大手家庭教師センター」の場合
大手家庭教師センターに所属している家庭教師だと、入会金や更新費、交通費などがかかるため、個別よりかはやや料金が高い傾向にあります。
授業料だけで言えば、1時間当たりの料金相場は約3,000~10,000円程度。
大手家庭教師センターを利用するメリットとしては、学生家庭教師からプロ家庭教師まで多くのなかから選べ、合わなかったときに変更できる点が挙げられます。
また、確かに費用は高めですが大手家庭教師センターの場合 、研修制度が必須となっていたりするため、指導力に関しては信頼できます。
家庭教師の料金相場は「学年」ごとでも変わる
家庭教師の料金相場は、学年によっても変わります。
ここでは、小学生・中学生・高校生の学年ごとに1時間当たりの料金を比較します。
個別 | 家庭教師センター | |
---|---|---|
小学生 | 約2,000~3,000円 | 約3,000~5,000円 |
中学生 | 約2,000~3,000円 | 約4,000~6,500円 |
高校生 | 約3,000~4,000円 | 約5,000~10,000円 |
小学生
小学生で家庭教師をつける場合、おおよその平均料金の相場は2,000~3,000円程度が一番多いでしょう。
また小学生だと、中学受験をするかしないかでも変わってきます。
中学受験コースを選ぶと、一般のコースに1,000~2,000円上乗せした料金が相場だと思ったほうが良いでしょう。
中学生
中学生で家庭教師をつける場合、おおよその平均料金の相場は3,000~4,000円程度となります。
小学生の家庭教師料金とは一見、そこまで変わらない気もしますが、英語が必修となるなど科目数やコースを追加するため、総合的に見ると小学生よりも高い計算に。
高校生
高校生で家庭教師をつける場合、おおよその平均料金の相場は4,000~10,000円とかなり料金も高く、個別か家庭教師センターかによっても差が大きくなります。
高校生もまた、大学受験を受けるかどうかによって科目数が人によってバラバラなので、1ヶ月当たりの費用もさまざまです。
自分の生きたい進路に合わせて指導をおこなってくれる家庭教師サービスを見つけることが大事です。
家庭教師の料金を決めるポイントとは
家庭教師の料金は以下のポイントによっても大きく変わってきます。
家庭教師の料金を決めるポイント
- 契約内容
- 講師の質
- 授業回数・時間
- 地域
契約内容
先にも述べたように、家庭教師の料金は家庭教師センターに属している家庭教師か、個別の契約を結んでいる家庭教師なのかの契約内容によって変わってきます。
一般的に個別契約の家庭教師の方が、入会金などが必要ないため料金が安い傾向にありますよ。
講師の質
同じ家庭教師でも、講師の質によって料金は違ってきます。
社会人のプロの家庭教師と学生アルバイトとではやはり、プロの家庭教師の方が料金は高くなりますし、ほかにも講師の学歴や指導歴によっても前後します。
指導歴の長いプロに任したい人も多いでしょうが、学生アルバイトも同年代だからこそ「コミュニケーションがとりやすい」「志望校について最新情報を得られる」面もあるので、一概にどちらが優れているとは言えません。
授業回数・時間
家庭教師も一般的な学習塾と同様、受ける授業の回数や授業時間が多ければ多いほど、料金も高くなっていきます。
たとえ1時間あたりの料金が安く抑えられたとしても、たくさん受講したりコース・サービスの難易度によっては、料金も上がってくるため注意しなければいけません。
地域
家庭教師の料金は地域によっても、差が生じるケースもあり、基本的には地方よりも都心に近い地域の方が料金が高額になる傾向にあります。
理由はいろいろ考えられますが、地域による物価の違いや交通費などが原因として考えられます。
ただし地方によっても、そもそも家庭教師の講師数が少なかったり、交通網が発達していない辺鄙なところだと都心よりも割高になることも!
大手家庭教師センターのホームページなどでは、地域ごとに見積もりを出してくれるところもあるので、自分が住んでいる地域について調べておくのもひとつです。
医学部志望などだとより高くなるケースも!
家庭教師のなかには、難関大学対策や医学部志望者に向けたコースなどがあるところもあります。
そういった特殊なコースでは、一般的なコースよりも料金が高く、なかには倍近くになるケースも。
ただしその分、医学部に通っている講師陣の授業を受けられたり、医学部合格実績を持つベテランの家庭教師からのサポートを受けられるなどの手厚いサポートがつくといったメリットがあります。
家庭教師の料金を安くおさえるためには
家庭教師の料金をできるだけ安くおさえるためには、キャンペーンの時期を狙うのがおすすめです。
時期のタイミングを狙えば入会金が無料になったり、授業料が通常よりも安くなることも。
ほかにも兄弟や知人がいる家庭であれば、一緒に入会することで割引が利くケースもあるのでそれを利用するのもいいでしょう。
また多くの大手家庭教師センターの場合、高額なテキストの購入を薦められることがありますが、なるべく学校の教科書や問題集などで済ませられるように契約するのもひとつです。
しかし、料金をおさえるために必要以上に授業回数を減らしたり、本人のレベルに合っていない授業スタイルにしてしまうともったいないので、そこは注意してくださいね。
料金を安くおさえられる家庭教師4選
「家庭教師ってどんなところがあるの?」「できるだけ低コストで家庭教師を雇いたい!」と考える方は多いはずです。
そこで今回は比較的料金も安く、質も高い以下の家庭教師について4社を比較していきます。
料金を安くおさえられる家庭教師4選
- 家庭教師のトライ
- 家庭教師のアルファ
- 家庭教師のあすなろ
- 学研の家庭教師
入会金 | 料金価格 | |
---|---|---|
家庭教師のトライ | 約11,000円 | 約3,000~/回 |
家庭教師のアルファ | なし | 約8,800円/月 |
家庭教師のあすなろ | 約22,000円 | 約1,000円~/0,5h |
学研の家庭教師 | 約24,200円 | 約3,190円~/時間 |
➀家庭教師のトライ
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
---|---|---|---|
家庭教師のトライ | 約3,000円~/回 | 約4,000円~/回 | 約5,000円~/回 |
家庭教師のトライの特徴
- 32年間の実績と120万人以上の指導経験がある
- 60分・90分・120分コースから選べる
- 対面指導だけではなく、オンラインでの指導も対応している
- 厳しい採用基準をクリアしたプロ教師が在籍
- 料金がやや高め
- キャンペーンを実施している時がある
- 講師の登録数が多い
②家庭教師のアルファ
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
---|---|---|---|
家庭教師のアルファ | 約8,800円~/月 | 約8,800円~/月 | 約12,320円~/月 |
家庭教師のアルファの特徴
- 月額指導料8.800円~(受験対策の場合は異なる)
- 入会金・紹介金・交代費がない
- コースが細分化されている
- ひとりひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラム
- 幼児~高校生まで対応
- 保護者からの評判がいい
③家庭教師のあすなろ
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
---|---|---|---|
家庭教師のあすなろ | 約1,000円~/0,5h | 約1,000円~/0,5h | 約1,125円~/0,5h |
家庭教師のあすなろの特徴
- 2人同時指導割引プランなどさまざまなプランがある
- 無料の体験授業がある
- テスト対策~受験対策まで料金が変わらない
- 不登校・発達障害の専門資格者も在籍
- 31年の実績年数がある
- 関東・九州エリアが中心
④学研の家庭教師
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
---|---|---|---|
学研の家庭教師 | 約3,190円~/時間 | 約3,520円~/時間 | 約4,730円~/時間 |
学研の家庭教師の特徴
- 入会金無料などのキャンペーンがある(時期による)
- 独自のマッチングシステムで最適な講師を見つけられる
- 全国21都道府県に派遣可能
- 多種多様なコースの数
- 口コミや顧客満足度が高い
- 「学研」が母体なのでノウハウや情報が豊富
- 発達障害・不登校・高卒認定などにも対応
家庭教師の料金はさまざま!まずは体験授業を受けてみよう!
今回は、ケースごとに家庭教師の料金の相場や、できるだけ費用をおさえるコツなどについてご紹介してきました。
なんとなく家庭教師をつけるとなると、一般的な学習塾よりもかなり高額になると心配される方もたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、個別での家庭教師であれば比較的料金をおさえられますし、家庭教師センターでもタイミングや契約の仕方によっては料金を抑えられることも!
家庭教師は完全マンツーマン方式の授業なので、講師や生徒、保護者との相性が何よりも重要です。
また、生徒の性質によっては家庭教師ではなく、一般的な学習塾のほうが切磋琢磨できて成績アップにつながるということもあり得ます。
もし家庭教師をつけるかどうか迷っている方は、まずは家庭教師の無料体験や資料を複数請求してお試しをしてみるのがいいでしょう。
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