真面目にコツコツ働いてもなかなか給料が上がらない、将来が不安、という声が特に若い世代から聞かれます。

高い年収を手に入れることはもちろん、簡単ではありません。しかし、業界によって年収レンジがあり、給与水準が高い業界へ転職することが年収アップにつながります。そして、そのような職種や業界で働くことができれば、自分のがんばりとあわせて年収1000万円が実現する可能性もあります。

ここでは思い切って転職して夢の年収1000万を稼ぎたいという人におすすめの業界をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

営業が年収1000万以上稼げる業界・職種ランキング

年収1000万以上を稼げる営業マンになるためには、年収レンジの高い業界で営業マンになることが最も近道です。ここでは営業マンが年収1000万円以上を稼げる業種・職種をランキング形式で紹介します。

年収1000万以上稼げる業界ランキングBest10

  1. MR

    MR(=医薬情報担当者)は、製薬会社で扱う医薬品の情報・データを収集し、医療機関に提供する仕事です。医薬品を販売するだけでなく、薬の効用や副作用についての情報を取りまとめて提供する役割も担うため、より専門性が高く日進月歩の医療業界において、常に最先端の知識と情報を有する必要があります。
  2. 医療機器メーカー

    医療機関で使用されるあらゆる医療機器を販売する営業です。高齢化や医療の進歩を背景に、今後の市場拡大も見込まれる業界で景気に左右されないというメリットもあります。外資系の医療機器メーカーで特に年収レンジが高くなっています。国内でも、家電やフィルムなど他業種からの新規参入が進んでいる業界でもあります。
  3. 電機・機械メーカー

    電気・機械メーカーの営業は、コンピュータや半導体、自動車をはじめあらゆる分野に渡ります。同じ業界でも、会社によって営業スタイルも全く異なると言っても過言ではありません。AIの急速な進化に伴い、機械そのものを販売するだけではなく、生産ラインそのものを新しく提案するケースもあります。外資系メーカーもありますが、日本企業が強い分野でもあります。日本を代表するような大手企業から、優良な中小企業まで幅広い選択肢があります。
  4. 証券会社

    長引く低金利や規制緩和、個人投資家のハードルが下がったことから、証券会社の敷居も低くなってきました。証券営業は、リテール営業・法人営業と大きく2つにわけられます。高度な金融工学に基づく複雑な金融商品を扱う法人営業では、専門性の高い知識と提案力、そして相場観が求められます。リテール営業は、実に幅広い顧客に対応する必要があります。きめ細かな気配りと提案力、顧客の立場に立った商品の提案力が求められます。金融業界は年収レンジの高い業界ですが、いずれも、どれだけ収益を上げたかによって、年収もボーナスも大きく変動します。
  5. 化学・素材系

    化学・素材系メーカーの営業は、基本的に対個人顧客ではありません。さまざまな業種のメーカー相手に自社の製品・素材を販売します。モノづくりに関心がある人にはおすすめの営業です。男性が多い業界でもあります。BtoBの営業で外からの情報が得られにくい業界でもありますので、転職エージェントの情報収集力がモノを言う業界でもあります。
  6. 情報・インターネット系

    無形の営業の代表格とも言える業種です。クライアントのニーズをヒアリングし、その課題を解決するべくシステムを構築・販売する仕事です。IT・システム関連の知識はもちろんのこと、無形物を提案するため、高いコンサルティング・プレゼンテーション能力が求められます。システムはどんどん進化しているので、今後も市場は拡大していく可能性が高い業界です。
  7. 総合商社

    世界を股にかけ、エネルギーやインフラ、繊維などさまざまな業界とつながる総合商社は、あらゆる業界の中でもトップクラスの実力を持つ営業マンの集まりと言えます。スケールが大きく長期的なプロジェクトも多い特徴があります。新エネルギーや食糧など、成長が見込まれる新たな市場へのシフトも進んでいて、力のある営業マンのニーズが高くなっています。海外勤務もあり、年収レンジは高異業界です。
  8. 建設系・不動産・保険

    企業規模によって左右しますが、ゼネコンやデベロッパーなどは年収レンジの高い業界です。鉄道や橋などの巨大インフラの整備は国内にとどまらず、世界へ目を向けた営業マンが求められます。長期的な視点での提案力や交渉力、イレギュラーに起こる問題に対する対応能力が求められます。

    保険営業は、生命保険や医療保険はもちろん、近年はさまざまな分野の保険が生まれているので常に新しい情報を取り入れて顧客に提案する力が求められます。担当する顧客数も多く、顧客のアクシデントに対応できるフットワークの軽さも重要です。

  9. 食品・消費財メーカー系

    生活に密着する食品や日用品を扱う営業です。個人相手ではなく、卸業者や小売業などの法人が相手ですが、店舗での営業支援などで個人顧客と直に接する機会もあります。商品によっては、女性の視点も求められるため、女性営業マンのニーズも高い業界です。
  10. 小売・外食系

    スーパーやコンビニといった小売業、ファミレスやFCの店舗などの外食産業まで、店舗スケールは多様です。それぞれの店舗に応じた収益拡大のアドバイスやオーナー指導、仕入れなど店舗運営に関わるさまざまな業務を行います。単独店舗ではなく、エリア担当として複数店舗を任されるケースがほとんどです。

    他に、新規出店営業もあります。小売店や外食産業では店舗の休日がほとんどないため、営業の仕事も曜日や時間の管理が難しくなります。年収レンジはそこまで高くないので、労働環境の改善に力を入れている業界でもあります。

年収1000万以上稼げる営業職種ランキングBest3

  1. 海外営業

    外資系やグローバル企業は、業種にかかわらず基本的に年収レンジが高くなっています。スキルやキャリアに自信があるなら、是非チャレンジしてみたい選択肢です。一般的な国内企業のマネージャーや管理職の平均年収に比べても遜色ありません。取引相手が外国人だったり、社内公用語が英語だったり、語学力や交渉能力はもちろん、世界中どこへでも行って働くバイタリティが必要です。
  2. メディカル営業

    いわゆるMRやMSと呼ばれる営業職です。MRとして働くには、MR認定資格が必要です。製薬会社や医療機器メーカーで、命に関わる医薬品や医療用器具を扱うため、専門性の高い知識が求められます。MSは、いろいろな医療機器メーカーから製品を仕入れて販売する営業です。そのため、製品のメーカーを超えた知識や対応能力が求められます。一般的には、MSよりもMRの方が平均年収の高い傾向がありますが、競争も激しく、時間外勤務も多い業界です。一方で、医療機器や医薬品は命に関わることなので、景気に左右されにくいという特徴があります。
  3. 証券営業

    証券営業は、歩合制によるところが大きく、収益次第で大きく収入を上げることができます。
    もちろん、成績が悪ければ収入が下がる、ボーナスがないということもありますので覚悟が必要です。また、高い金融知識やコンプライアンス意識も求められます。大きな金額を扱い、顧客に対して直接的に損得を与えることになるので、日々強いストレスに晒されます。また、顧客は資産家で社会的地位も高い人が多いため、忙しくなかなか会えず、夜討ち朝駆けが必要な場合もあります。

年収1000萬以上稼げる営業に転職するなら会社選びが重要ポイント

年収レンジが高い・将来性のある業界・会社を選ぶ

まずはランキングに挙げたような年収レンジが高い業界と会社を選ぶことが年収アップへの一番の近道です。次に、その中でも業績の良い会社、将来性の高い業界・会社を選ぶと、今後の収入アップ、ベースアップも見込めて期待大です。

そして、営業マンとしての実力が問われますが、インセンティブが大きい業界だと、成果に応じて大きなプラスアルファも見込めます。たとえば、法人営業の経験を活かして保険営業に転職すれば、前職で培ってきた医者や企業オーナーなどからの信頼を活かせるなど、自分の強みを活かせる業界を選ぶと、転職後の導入がスムーズになります。

年収レンジの高い営業にはリスクもつきもの

年収レンジの高い営業職は、一見華やかに見えますが、もちろんそれだけではありません。営業にローリスクハイリターンはありません。基本給は低い代わりに歩合割が多く、収益次第で大幅な収入アップにつながる、というケースが多くなっています。

また、トッププレーヤーがいるということは、裏返せば激しい競争やノルマがあるということでもあります。
営業マンである以上、売上げ・収益を上げることがキャリアアップに直結します。ノルマが厳しい、同僚との競争が厳しいなど、精神的に非常にタフな職種と言えます。

営業職の求人にはブラック企業も多いので、注意が必要

営業職は入れ替わりが激しい職種の一つです。上司からの叱責に耐えられない、厳しいノルマに追われて思うように成果が挙げられないなど、様々な理由から離職率も高い職種です。そのため、常に人材を求めていて、チャレンジしやすい職種でもあります。「未経験者歓迎」「経験・年齢不問」など、門戸を広げている求人も多いですが、ブラック求人も多いので注意も必要です。求人票には聞こえの良い条件が並んでいて、いざ入社してみると給与や勤務時間、休日など条件がかなり違っていた、ということもあるからです。

転職前に応募先の実情を知っておく

転職に失敗しないためには、実際のところどうなのか?といった情報を転職前に知っておくことが必須です。会社の内情は転職エージェントのキャリアコンサルタントから情報を得ることができます。エージェント経由で転職した人達から情報を得ているので、良い情報だけでなく悪い情報も聞くことができます。

また、転職エージェントは好条件の非公開求人も多く抱えているので、自分一人で転職活動するよりもより良い条件の求人に出会うことができます。

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大手企業の求人が豊富なリクルートエージェント

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年収1000万円企業に転職するには、転職エージェントの選択も大切です。
リクルートエージェントは、求人数が圧倒的に多く、業界No.1の知名度とあわせて、企業と求職者の双方から厚い信頼を得ています。
利用者も多いことから、第二新卒のような社会経験が浅い人からハイキャリア層まで、幅広い資質の求職者へサポートするスキルを持ち合わせています。扱う業種も幅広いので、年収レンジが高い業種に狙いを絞った転職活動にも充実した情報量で応えてくれます。
面接対策や応募書類添削などにも力をいれているので、まずは、登録しておきたい転職エージェントです。

拠点も全国主要都市に19箇所あり全国を網羅しており、転職サポートの流れもスピーディーなので、今すぐ転職したい人も頼りになります。土日の相談が可能なのも利用しやすいです。

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年収1000万以上稼ぐ営業トッププレイヤーの条件

営業職の基本はコミュニケーション能力

営業職では、コミュニケーション能力を最も重要視されます。顧客と円滑なコミュニケーションを取ることができれば、商談もスムーズに進んだり、トラブルもうまく解決できたりというメリットを享受できます。

常に高いアンテナを張り、有益な情報を収集したり、顧客のニーズを先回りして把握したりすることで、信頼を得ることもできます。しかし、コミュニケーション能力は、あくまでも「スキル」の一つなので、訓練次第で磨くことが可能です。

年収1000万以上のトッププレイヤーが持つ行動特性とは?

トッププレイヤーが持つ行動特性は、コミュニケーション能力だけではありません。営業は、いろいろなケースを想定してしっかり準備をすることで、相手が求めることを先々にクリアにしていきます。仕事の9割方が準備と言っても過言ではありません。ただし、商談相手に無駄にへりくだるわけではありません。ここぞという場面では対等の交渉をし、ぶれないスタンスを持っていることが、顧客からの信頼にもつながっています。

また、トッププレイヤーは、自分の力だけで成果を上げているわけではないことをしっかり理解しています。企業の看板はもちろん、事務方などのサポートがあってこそ自分が存分に力を発揮できている、という感謝の気持ちを常に持っています。そして、目標に対する強い意識・それを必ず達成するという強い意志を持っています。

年収が高いということは、激しい競争やノルマ・リスクがある

営業職は、数字で評価されるため、それを給与に反映しやすいという性格があります。営業マンの給与の仕組みは企業によって異なりますが、年収レンジが高い企業は、歩合給や、業績に連動した業績給などの割合が高くなるケースが多いです。基本給や能力給といった固定した金額は低く抑えられていて、営業成績が上がれば給与も上がる、という仕組みになっています。

年収が高いということは、裏返せば、厳しいノルマを課せられたり、成果を挙げられなかったりしたときのリスクもあるということです。もちろん、社内での激しい競争に晒されることにもなります。

プレイングマネージャーとしての能力を身につける

営業マンとして年収1000万円超を実現するためには、トッププレイヤーだけでなく、プレイングマネージャーを目指す心意気が必要です。営業マンは、取引先を飛び回ったり、業務時間以外にもお酒の席やゴルフだったり、付き合いも必要なので、体力勝負という側面が大きいのも確かです。

しかし、若いうちは現場で飛び回る営業マンとして活躍の場がありますが、ある程度年齢を重ねてくると体力も落ち、下からの突き上げもあり、思うように活躍できなくなります。
そして、その頃には、マネージャーとしての資質を求められるようになります。それまでに、チームや組織を引っ張っていく能力を身につけておくことが、営業職として長く活躍するための秘訣です。

【まとめ】年収1000万以上稼ぐ営業になるには職種・業種選びが重要

年収1000万を叶えるためには、年収レンジの高い業種・職種を選び、年収の底上げを図ることが第一条件です。また、その中でも企業の将来性をしっかりと見極める目が大切です。

年収レンジの高い業界・職種をしっかりリサーチして、年収1000万を手に入れましょう。転職エージェントでは、経験豊富なキャリアコンサルタントがそのサポートをしてくれます。