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心理学部所属の学生が就く就職先!心理学の「知識」はある場面で大きく役に立つ

「心理学」と言えば、一昔前にテレビ番組やお昼の学校放送、雑誌などで見かける機会が多かった「心理テスト」のイメージが強いのではないでしょうか。

最近はメンタリストYouTuberとして有名な「DaiGo」氏の活動もあって「心理学」というものが身近なものになりつつあります。

そんな「心理学」を学んでいる学部があります。

それが「心理学部」です。

そこで今回は「心理学部」が学んでいる「心理学」の内部といった「基本情報」を抑えつつ、当学部に所属する学生が就く就職先をご紹介していきます。

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心理学部ってどんな学部

「心理学部」は、名前の通り「心理学を学ぶ」学部です。詳しく言うと「心の理・本質」といった「人間の心のメカニズム、行動原理や感情を科学的に解明して研究する」学問です。

たとえば、ちょっとした気の迷いから食欲低下を招いたり、しなきゃしなきゃと思うほど何もしたくないなど、心と体、環境、人間関係など様々な要因がお互いにぶつかり合って我々の精神に様々な影響をもたらします

心理学では、それら要因がお互いにどのような影響を我々にもたらしているのかを、考察してその結果が人間の心の状態や行動の現れを科学的に解明していくことを目的としています。

研究の進め方は、主に被験者の「観察」「実験」「検査」「統計処理」を用いて行われます。研究対象となる要因は主に、「消費者行動」「記憶」「ストレス」「人間関係」などの感情の動きやその感情が湧きたつ行動要因などを多角的視点から考察して研究していきます。

心理学部在籍の学生が就く就職先

心理学を活かした就職先

ここからは「心理学部」で培った学びを活かした仕事です。主に学部在籍中に得た「知識」や「資格」を活用して就くことができるものです。

公認心理士

まずは「公認心理士」です。

この仕事は、「心理学」で培った専門的な知識と技能を用いて、医師の指示に基づいて患者の心理分析や支援、指導などの情報共有を行います。

この仕事に就くうえで必要となる「公認心理士」は、2017年にできた心理系で初となる国家資格になります。取得には大学と大学院で資格所定の講義を履修して単位を取得することが求められます。

またこの資格は一度取得してしまえば、今後更新処理を行う必要がなくなるため、「心理学」の世界で長く仕事をしていきたい人にもってこいの資格であり、仕事です。

臨床心理士

次は「臨床心理士」です。

「臨床心理士」は、「臨床心理学」で培った専門知識と技能を用いりながら医師と連携を組んで業務にあたります。

「臨床心理士」の資格は、「民間資格」に当たり、取得には指定の大学院もしくは専門職大学院を修了していることを条件として、「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が実施している「臨床心理士」の資格受験に合格することで取得ができます。また5年毎更新処理が必要な資格でもあります。

心理カウンセラー

次は「心理カウンセラー」です。

「心理カウンセラー」の仕事は主に、心に悩みや相談ごとを抱えた方を対象にその悩みの種となる話を聞いて、「心理療法」に基づいた心のケアを行います。

職場の多くは心療クリニックや民間サービス機関、市役所、企業や学校などに勤めながらカウンセリングを行っています。

近年は通話ツールを用いてメールや電話、チャットを用いて相談受付をしているカウンセラーもいます。

仕事をしていく上で必須とも呼べる資格はありませんが、「メンタル心理カウンセラー」などの「通信講座受講」で取得ができる資格を持っておくといいでしょう

ただし就職先探しでは少々苦労するでしょう。

産業カウンセラー

次は「産業カウンセラー」です。

「産業カウンセラー」は、各業界に勤める社員のメンタルケアを仕事しています。

業務内容は前節の「心理カウンセラー」と同じになりますが、心療対象者が「社員」ということもあり、相談内容には「仕事に対する悩み」「ハラスメント問題」など、デリケートな問題を相手にすることが多いです。

また「産業カウンセラー」は特定の企業に勤めるという形を取っている場合もあれば、「フリーランス」として様々な企業に関わる形をとる場合があります。

いずれにせよ、「自分スタイル」で仕事ができる魅力を持っています。

法務技官/矯正心理専門職

次は「法務技官」です。

「法務技官」の仕事は主に、留置所収監の受刑者や非行に及んで少年院に収監された未成年者などが「社会復帰」をする際の支援を行っています。

職場は主に、刑事施設や少年鑑別所などを拠点として加害者がどのような経緯で犯行に及んだのかを分析したり、「社会復帰」に向けた「更生プログラム」の構築も行っています。

「法務技官」は国家公務員に属しているため、この仕事に就くためには「公務員試験」を突破する必要があります。

心理学を活かしやすい就職先

次は「心理学」の知識を活かしやすい就職先です。

キャリアコンサルタント

まずは「キャリアコンサルタント」です。

「キャリアコンサルタント」の仕事は、その名前の通り、求職者のキャリア支援から形成、職業選択などの支援を行っています。

また「キャリアコンサルタント」は、2016年から実施された「国家資格」に当たり、取得には一定期間の実務経験または資格取得として認定された講習を修了していることのいずれかを満たしていれば取得が認められます。

業務では、求職者が考えるライフプランに沿ったアドハイストと指導ができることが求められます。

人事コンサルタント

次は「人事コンサルタント」です。

「人事コンサルタント」の仕事は主に、企業が抱える経営課題解決に勤めながら、「人事領域」の改善・提案・実行を行います。

具体的には人事制度の見直しや組織構造の課題解決に勤める「人事組織コンサルタント」採用活動の支援を行う「採用コンサルタント」などがあります。

また「人事コンサルタント」は課題解決に向けた「アドバイス」をするだけでなく、自ら現場の前線に立って人事業務を代行します。

一般就職

最後は「一般就職」です。「心理学=カウンセラー」のイメージが強いですが、「人と関わる」という点では以下の就職先は特に「人との関わりがモノをいう就職先」です。

営業職

まずは「営業職」です。

「営業職」「心理学」って縁遠いものと思われがちですが、実はその逆で密接な関係性にあります

「営業」にとって大切なことは、顧客が何を求めているかを聞き出す「ヒアリング力」と「クロージング力」の2つを持っていることです。

話を聞きながら、顧客が何を求めているかを聞き出すことができれば、自ずとこちらが何を提示すればいいのかという行動が目に見えて商談を優位に進めることができます。

「ヒアリング」をしていく中で顧客が求めるニーズを引き出した結果として、それに満たせる提案をして相手が納得をした瞬間「クロージング」を行っていきます。

営業が必要とする「ヒアリング」と「クロージング」は、実務経験が乏しくとも心理学で得た知識で補強ができます。

マーケティング職

最後は「マーケティング職」です。

「マーケティング職」は主に市場動向を探りながら、新規自社製品・サービス開発へのフィードバックを行って、ターゲット層に「どうすれば自社の製品が受け入れてもらえるのか」という「売れるための仕組み」を考える「経営の要」です。

「マーケティング職」もまた「心理学」とは密接な関係にあり、主に「消費者心理」という観点で売れるための仕組みを考えています。

「仕組み作り」には市場の動向、顧客層の需要などのデータを客観的に分析・加味して「消費者心理」をどう突いて動かすかまで考えられています。

就活に不利と言われる心理学部

ここまで「心理学部」所属の学生が就く就職先をご紹介してきました。

その裏では「心理学部」は文系に属する学部の中では、最も「就職が不利」と言われています。

その理由の多くが「他学部と比べた時、実学性/ビジネス知識が乏しい」という点です。

確かに「経済」や「経営」「商学」と比べれば、ビジネスに通じる「実学」を「心理学」で学ぶ機会はまずありません。

しかし、こと「新卒採用」において出身学部の評価は一切合切関係がありません。企業が学生を採用する上で最も重要視しているのが「学生時代にどのような取り組みをしてきて、どんなことを学んでどう活かして見せたのか」というような「ポテンシャル」を見て評価しています。

よく「就職で心理学部は不利」と、大きく言われていますがコツコツと準備してきた学生ほど「有利な状況」で就職活動を済めているものです。

心理学と営業の関係性

「心理学」は人との関わりがあってこそ成り立つ学問であり、仕事も人との関わりがあってこそ成り立っています。

人の心を動かす必要がある「心理学」の観点からいうと、「仕事」との密接な関係性があるといえます。

そんな人との関わりが深い仕事が「営業職」です。

「営業職」では、顧客との「商談」の場で知らず知らずのうちに「心理学」の一部を使用して商談をスムーズに執り行っています。

それが

  • 関係性を築くための心理学
  • 提案を伝えるための心理学
  • 成約につなげるための心理学

の3つの観点からなる心理学を用いて営業は顧客との商談を進めています。

関係性を築くための心理学

まず「関係性を築くための心理学」では、「メラビアンの法則」や「初頭効果」「ハロー効果」などを用いて顧客との関係性を構築していきます。

顧客との関係を築くうえで、最も大切なことは「第一印象」です。その要因が絡んでいるのが「初頭効果」と「メラビアンの法則」です。

「人は見た目で判断してはならない」と言いますが、最初に入った視覚情報で相手の印象はほぼ固定されてしまいます

営業にとって第一印象は、顧客との関係性を築くうえで最も大切なことといえます。

提案を伝えるための心理学

次に「提案を伝えるための心理学」です。

ここでは「ブーメラン効果」や「社会的証明の心理」「フレーミング効果」「バーナム効果」などの考え方を用いて顧客に自社製品・サービスの提案をしていきます。

たとえば「マッチングリスク意識」の効果を用いた商談を行うとなれば、顧客が自社製品の購入をしたとして「不安」に思っていることを聞き出して、その「不安」を解消して自社製品の良さを伝えていきます。

この「マッチングリスク意識」効果を引き出すならば、「ヒアリング力」がモノを言うでしょう。

成約につなげるための心理学

最後は「成約につなげるための心理学」です。

ここでは「オープンクエスチョン」や「偽の合意効果(フォルスコンセンサス効果)」「ドア インザ フェイス テクニック」などを用いて顧客との「商談」を成立させていきます。

たとえば、「偽の合意効果(フォルスコンセンサス効果)」を用いたものとして、自社製品を実際に使ってくれた方から寄せられた口コミや街頭・ネットアンケートから得られる結果を提示することで顧客に安心感を与えて商談成約へと持っていきます。また「オープンクエスチョン/クローズクエスチョン」を用いていくのもいいでしょう。

ここまで営業に用いられる心理学を紹介しましたが、あくまでこれらは「顧客を騙したり、言い負かすため」に使用してはなりません

あくまで成約を結ぶか否かは顧客が判断することですので、営業が横槍を入れるように催促をしてはなりません。

また営業は心理学を用いることを「テクニック」や「スキル」と称していますが、あくまで営業が用いている「心理学」の多くは、商談やセールストークを作っていく上での「土台」として用いられています

カウンセラーの現状

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「心理学」を学んだ学生が活躍できる場である「心理カウンセラー」という仕事の求人数は多くはありません

たとえ、募集をしていたとしても「正社員雇用」よりも「非常勤勤務」となるのが減じようです。

つまり、「心理カウンセラー」としての需要は高くないといえるでしょう。

しかし、「心理カウンセラー」の資格、知識・技能を持っておくのは決して無駄なことではないといえます。

現代社会は「ストレス社会」など言われているほど、慢性的ストレスで心をやられる方が多くいます。そのため現在では「メンタルケア」の重要性が見直されています

現に各県の自治体やNPO法人など各所窓口に相談が飛んでいるため、今後窓口の拡張に伴って求人が増える可能性があります。

また求人がないならないで自ら相談窓口を開設して活躍の場を設けるのもありでしょう。実をいうと、カウンセリングルーム開設は正規の手続きを組めば自由に開業することができます。もちろん「開業する」となれば相応の実力と目的を持っておくことが大切です。

まとめ

以上が、「心理学部」が学んでいる「心理学」の内部といった「基本情報」を抑えつつ、当学部に所属する学生が就く就職先をご紹介でした。

「心理学=カウンセラー」というイメージがどうしても強い学部ではありますが、学部で培った知識を土台として活躍できる場は多く存在します。

その中でも「人との関わり」が密接である「営業職」や「マーケティング職」「コンサルタント職」と「心理学」との相性はバツグンです。

一部では「心理学部は就職に不利」なんて言われていますが、そんなことはありません。「就職活動」では、ぜひとも「心理学部」だからこそ持つ「強み」を活かして臨んでください。

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