様々な理由から、他社レストランに転職を考えたり給食や病院食を作る調理師へ転身することを検討している方の中には、情報収集や転職活動は、何をしていいか解らないと思っている方も多いと思います。

特に転職エージェントを利用すべきかどうか、迷われている方も多いのではないでしょうか? 調理師が転職エージェントを活用することには、さまざまなメリットがある一方、注意すべき点もあります。

調理師/調理員の辞めたい理由

給料が少ない

外食・飲食業界は全体的に給料が低めですが、調理師の平均年収は340万円前後(「令和元年賃金構造基本統計調査」厚生労働省)と、一般的に調理師の所得は低いといえます。

他の仕事に比べて初任給が低いですが、年齢が上がるにしたがい年収は増加する傾向にあり、一般的なサラリーマンと同じような上昇カーブを辿っています。しかし高級ホテルの料理長や人気レストランの個人オーナーとなれば、かなりの高収入が得られます。また料理人は、定年も無いため長く収入を得ることが可能な職業です。

体力的にキツイ・長時間労働

1日中立ちっぱなしで動き回る、同じ姿勢で仕込みや重い調理器具などを使い、体力的にかなりハードです。残業が多く、長時間労働になることが多く、年齢を重ねるに連れ体力面への負担が大きくなります。
体力的な理由で転職を考えている場合、接客側の仕事や店舗運営の担当へ移動すること上司に相談することも考えて見てください。

休日が少ない

基本的にサービス業は、土日祝日は営業していますし、通常営業以外にも貸し切りパーティやランチ・ケータリングなどもある場合も多く、連休や年末・お盆など特に忙しい時期となり、一般的な休日に仕事を休めない調理師は多いと思います。比較的小規模のレストランなどでは、調理師自体の人数が少なく、休みがもともと少ない職場も多いです。

休日がないと疲れやストレスが溜まり、歳を取るにつれて体調を崩し転職を考える人も多いと思います。

調理師が、辛くて辞めたい方へ、おすすめの転職先

  • 食品メーカーの商品開発
    食品試作、味や香りの分析、分析データの集計、その他付随する業務など
  • 外食企業の商品開発
    開発品の成分分析、品質検査、テストプラントでの製造補助、付随する業務など
  • 給食センターや介護施設の給食室
    給食の調理、盛付、配膳、仕込み、発注等
  • 学食・社員食堂などの厨房
    調理や盛り付け、配膳、衛生管理等

調理師として得た食の知識や経験や技術を生かしやすく、資格がなくても働ける職場が多いです。またプライベート時間が増えて、仕事にやりがいを感じれば充実した生活を取り戻せるでしょう。

調理師免許は、転職時に有利か?

調理師免許がなく、調理の経験があるだけでは、調理補助・厨房アルバイトの求人に応募するケースが多いですが、調理師免許を持っていると、ホテルやレストラン、客船、病院、保養所、学校の給食センターなど転職先の候補が増えるので自分にあった職場に出会う確率は高くなると思います。また正社員として採用される事が多いので、安定した職場でキャリアアップできます。

ただし、調理師免許は比較的取りやすい資格なので、調理師免許は持っていて当然という職場も多く、特に手当などもつかない場合が多いようです。

転職やキャリアアップを有利にするには

調理師以外の飲食関連の資格を複数持っていれば、ライバルに差をつけることができます。フードコーディネーターや調理技能士の資格などがあります。

調理技能士や専門調理師は、昭和57年に創設された調理技術技能評価試験で取得すると、より高度な調理技術や衛生管理等の知識に詳しい調理師として必要とされ、また調理師専門学校の教員資格も与えられキャリアの道がさらに広がります。

フードコーディネーターの資格を持つと、食品メーカーの商品開発、レストラン・料理教室プロデュース、メニュー開発、フードイベント運営、雑誌メディアの企画など、外食産業、マスコミ業界など幅広い業界で活躍できるようになります。

認定試験は3級、2級、1級とあり、「食」に関わる基本の4分野(3級)や「レストランプロデュース」「商品開発」「食の生産・流通・消費」など専門的な知識と実践的な企画力(2級)、プロとして活躍するためのフードビジネスに関わる専門知識/技術と企画力・最善の解決法を見出す能力が求められる(1級)などとなっています。

調理師が転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを活用する最大のメリットは、転職やキャリアアップに関する相談を客観的な立場で行うことができるという点です。調理師の方が他社レストランへ転職を考えたり給食センターへ転職しようとする場合、その情報を誰から得るのか、また相談する相手を探すことが困難です。

司や同僚だと現在の職場での評価や人間関係が気になるところですし、家族友人の場合、調理師という業務に関する知識がないと、自分が何に悩んだり考えているのか、理解を得ることが難しいことは確かです。

家族が強硬的に反対することも珍しいことではなく、なかなか建設的に転職の相談ができる環境が身近にないというケースは少なくありません。このような問題をクリアし、転職市場や動向の情報に基づき調理師ご本人のキャリアを客観的に理解し、アドバイスしてくれるのが転職エージェントです。

特に、調理師に特化した転職エージェントは積極的に調理師を募集しているホテル・レストランや企業の情報や、そこで求められるスキルや報酬相場といった情報を把握し、個々の調理師のキャリア支援に有益な情報提供が可能です。人間関係のしがらみに影響することなく本音で相談することも可能です。

応募書類の書き方に迷ったら、頼れる転職エージェントに相談しよう

調理師の転職の場合、即戦力となる人材を求められるケースが多く、履歴書のほか、職務経歴書やエントリーシートなどの応募書類が必要です。条件の良い求人には、ほんの少しの枠に対して実に多くの人が応募してくるシビアな世界です。

採用担当者は、たくさんの応募書類の中から書類選考を行い、面接を行っています。たくさんの応募書類の中から目に留まり、面接にこぎつけるにはそれ相応の内容が必要です。

そんなとき、転職エージェントのキャリアコンサルタントは、豊富な経験をもとに適切なアドバイスをしてくれます。業種や職種によって書き分けた方がよい志望動機などについても、相談してみるのがおすすめです。

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