仕事の悩み相談で、自分の欠点として「失敗が恥ずかしい・諦めが早い・自信がない・周りに流される」を挙げる人がいます。これらはどういう心理が影響しているのでしょうか。

端的に言えば逃げ癖ということでしょう。しかし、そんな癖を放置していてもよいことはありません。やりたい仕事を見つけるためにも、逃げ癖を克服し自分に自信を持てる方法を考えましょう。

失敗が恥ずかしい

過度に「失敗が恥ずかしい」と思う人は、失敗する前に逃げるという選択をすることがあります。誰にでも失敗は恥ずかしいという気持ちはあるものですが、「失敗=恥=人に笑われる」という等式ができあがり、人に笑われることに耐えられないという心理になると、それを避けるために最初から挑戦しないようになってしまいがちです。

しかし、最初から逃げるばかりでは、いつまで経ってもこの感情はなくなりません。この先、似たような状況に直面した時も、やはり逃げることを選び続けます。逃げ続けても恥ずかしい感情がなくなることはないでしょう。

諦めが早い

逃げ癖のある人は諦めも早いです。ちょっとうまくいかないことがあるだけで、「自分にはできない」と諦めてしまいます。本当ならもう少し頑張って粘れば突破できることでも、それ以前に諦めてしまうので、いつまで経ってもスキルや経験が向上しません。こういう人は自己評価も低いです。

「自分みたいな無能な人間はチャレンジするだけ時間の無駄」とまでひねくれた考えになっている人もいでしょう。

諦めが早いのは、そもそも「やりたいことではないから」というのも大きいです。たとえば職場で「自分のやるべき仕事はこれではない」と思いつつ働いている人は、そもそもやりたくないと思いながら今の仕事を続けているわけですから、うまくいかないことに諦めてしまうのも、それが当然と正当化して考えているのではないでしょうか。

こういう人たちは何事も長続きしない傾向があります。子どものころからそうではないでしょうか。困難なことを頑張ってやり続けて達成したという経験がないために、早々と挑戦をやめてしまうわけです。諦めないメリットを知らないと言ってもよいでしょう。

自分に自信がない

ここまでと共通することですが、逃げ癖というものは、失敗が怖いから最初から避けるわけです。そうやって避け続けた結果が悪い癖になっているわけで、ちょっとでも失敗の可能性を感じると、早々と諦めてしまいます。要は、自信がないわけです。

自信がないということは、自己評価が低いということでもあります。「自分にはこんなことできない」とばかり思い続けているうちに、本当にできることが少なくなり、ますます自信がなくなっていきます。長年の間に培われた心理行動パターンですから、ちょっと思っただけで簡単に克服できることではありません。

そのため、思い立ってチャレンジしてみることはあるものの、ちょっとうまくいかないとたちまち自信を失い、また逃げてしまうわけです。

周りに流される

周りに流されやすい人は、他人が自分をどう見ているのかがとても気になるタイプの人です。他人と違う行動を取って「変に思われたらどうしよう」と過度に気にしてしまいます。失敗を極端に恥ずかしいことと考える心理状態に近いでしょう。

周りに流されないように自分を主張し続けることは努力のいることです。異なる意見を持つ人とはぶつかりますし、ミスをした時は自分が全責任を負う覚悟が必要です。そんな疲れる生き方より、周りに流されている方が楽だと思うのも自然な流れでしょう。周りに流され続けた結果、自分がやるべきことからも逃げ続けているわけですから、これも逃げ癖の一つの特徴です。

逃げ癖を克服するためにできること

逃げ癖と一口に言っても、そんな癖が付くまでに至るには、「失敗が恥ずかしい」、「諦めが早い」、「自信がない」、「周りに流される」などさまざまな心理が関係してきます。ただ、細かく特徴を分けると以上のようになりますが、要は自己効力感が低いことが問題です。

自己効力感を高め、自分に自信が持てるようになれば、逃げ癖も克服できるでしょう。そのために、まずは以下のことから注意してみてください。

まずは、確実にできることを設定し、それをクリアして達成感を味わうことです。どんな小さなことでもよいので、行動する前に目標を設定し、それを確実にこなします。一つ一つの達成感は小さくても、これを続けるうちに「自分にはできる」という自信が芽生えてくるはずです。

自分一人では不安という場合は、自分よりできる人が何かを達成するのを観察し、同じ達成感をその人と共有するという手もあります。

あと、大切なのは味方を見つけることです。小さな達成でもそれを大げさに褒めてくれる人、励ましてくれる人がいれば、もっとチャレンジしようという気になれるでしょう。

音楽やイメージの力を借りる

自分一人でできる工夫としては、音楽やイメージの力を借りることです。この音楽を聞けば、また、これをイメージすれば気分が高揚するというものを見つけて、その力を利用して仕事などに打ち込むのです。

このような小さなステップから始めて自分で達成感を味わえるようになれば、仕事への消極的な姿勢も徐々に改善していくはずです。そもそも誰だって最初から一人で仕事ができるわけではないのですから、周囲の人や仕事そのものから自信をつけていくしかありません。実際にできる人たちは、自分の能力よりちょっと難しめのことに挑戦し、さらに能力を高めようと努力しています。

多少の失敗は当たり前

また、会社とは組織ですから、「自分一人で仕事をするわけではない」、「自分の失敗ぐらい折り込み済み」と考えるようにしましょう。そういうふうに考えることができれば、必要以上に逃げてばかりの状況から、自信のないことにも果敢に挑戦できるようになっていくはずです。

逃げ癖の最大の克服法「やりたい仕事を見つける」

ここまでは現状の仕事をしながら、なんとか逃げ癖を克服する方法を見てきました。しかし、どうしても仕事がおもしろくない、職場環境が良くないという場合もあるでしょう。そういう場合は、本当に本心からやりたい仕事を見つけるために転職するのもありです。

現職へのモチベーションが低ければ、逃げ癖を克服しようと頑張ったところで限界があります。「どうせこんな仕事」という思いがどこかにあるなら、チャレンジする気持ちが薄れるのも仕方ないでしょう。こういうケースでは、自分が本当にやりたい仕事とは何かを考え直し、それに向かって転職へと踏み出すことも考える必要があります。

転職活動を始めるにあたっての心構え

「やりたい仕事を探したいから」といって、突然仕事を辞めてやみくもに転職活動を始めるのは賢明ではありません。その前にしっかりリサーチしておきましょう。仕事自体は自分がやりたいことと近くても、職場環境が自分には適していないということもあります。転職の場合、「本当に自分にその仕事をやらせてもらえるのか」をしっかり確認するようにしましょう。

時間的に余裕があるのであれば、転職の前に新しいスキルを身につけたり、今持っているスキルをブラッシュアップしたりといったこともおすすめです。高いスキルを持っているほど転職で有利なのは当然ですし、自分への自信にもつながります。

スキル系のスクールのなかには、修了者への転職サポートがあるところもあるので、そういう機会を上手に利用してみてはいかがでしょうか。

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