「新しいことに挑戦したい」や「もっと自分の知識や経験が活かせる企業で働きたい」などの理由で、転職を考える人は多くいます。ただ、転職の壁となるのが面接。自分の実力や魅力を企業にアピールする場面で、失敗はしたくありませんよね。そこで、キャリアプランの準備をおすすめします。

しかし“理系のプランの立て方や考え方”が分からないと、計画を立てられません。そもそも、キャリアプランは転職とどう関わってくるのでしょう。

レバテックキャリア
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職種
ITエンジニア
公開求人数
19,030件
対応地域
東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡
おすすめ年代
20代から40代

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理系の転職動向

AIやIoT分野におけるIT人材確保のために「NEC新野社長「新卒年収1000万円、世界では必然」というニュースがありました。この分野が将来大きな市場になることが間違いないようです。また理系の給与体系の見直しも含まれ今後は世界基準に従って実力主義化の方向へ向かっているようですね。理系には嬉しいニュースです。

さて現状は、SE・PGやWEB系エンジニアといったIT系エンジニアや各SIer、MR(医薬情報担当者)など理系出身者に向けた求人が多くなっています。また金融業界、コンサルティング業界など論理的な思考力、調査能力がある理系出身者が求められています。

研究職(基礎・応用研究・バイオ・化学)の求人数は比較的増加傾向で、異業種企業の化粧品業界参入が増えていることもあり、特に化粧品業界の求人活動が活発化しています。

研究職の案件は専門性が高いため、基本的には研究室を通じて行われたり、非公開求人となっていて、求人サイトやwebに公開されているケースはほとんどありません。研究職種の転職は、基本的には転職エージェントなど人材紹介が基本になります。

本格化する次世代移動通信システム(5G)により、スマホやタブレット端末などのスマートデバイスだけでなく、AI・IOT・ビッグデータといった新世代技術への注目が高まっている時代背景もあり、IT業界の求人領域も大きく変化しつつあります。変わらぬ技術に根強い支持がある反面、業界動向の変化スピードが速いため、転職市場で人気スキルも変動が激しくなっています。常に幅広く情報収集を行い、自らのスキルをブラッシュアップしていく姿勢が年齢を問わず必要です。

「30歳プログラマー定年説」と言われた時代もありましたが、常に最新技術を吸収し現役で活躍している50代もいます。大手メーカーの制御システムなど古い技術で稼働している機器もあり、IT(情報技術)とOT(制御技術)を統合する現在では、数十年前の技術力が必要とされるケースもあります。ただし非常にレアな求人ケースになりますし、表立ってオープンにはされない非公開求人や潜在的な求人となります。

研究職、技術職の転職はマッチする求人の絶対数が少ない傾向があり、希望通りの求人情報をじっくり待つ姿勢も必要になります。

理系の主な職種

○研究・開発 R&D(基礎研究、応用研究・技術開発 など)
実証実験・検査・分析・製品評価をくりかえし、新しい製品の開発や、既存商品の品質改善を行います。

○金融系(アクチュアリー、クオンツ など)
経済環境、政治情勢、市場動向や企業業績を分析・予測して、保険料や投資戦略などの業務をサポートします。

○MR・薬剤師(MR、薬剤師 など)
医薬情報担当者、自社医薬品の情報を提供する。薬剤師は、患者さんに医薬品を調剤業務を行います。

○生産・製造(生産管理、メンテナンス など)
生産ラインの研究開発、設計、と製造部門の効率化業務全般を行います。

○技術・設計(機械・電気・電子機器設計、生産・製造技術開発 など)
IoT技術職、AI技術、ロボット開発等、設計・開発、機械設計、メカトロニクス分野全般に関わる業務

○SE[システムエンジニア](NE、プログラマ、システム運用 など)
アプリケーション・ソフトウエア・情報システムの提案・要件定義・テスト・運用など業務は幅広く携わる

○技術営業(カスタマーエンジニア、セールスエンジニア など)
顧客に対して製品・技術に対するリサーチ、コンサルティング、アフターフォロー等を行います。

○品質管理(品質管理、カスタマーサポート など)
製品の品質向上、出荷後の製品チェック、アフターサービスなど良品質の製品マネジメントを行います。

理系が活躍できる求人案件は多種多様です、馴染みの薄い職種でも新たなチャレンジとして自分の可能性を広げられる環境かもしれません。未知の業務内容でも、少しでも興味が湧けばしっかり調べることをおすすめします。

理系全般のキャリアプラン

キャリアプランとは“自分の理想を実現する為の具体的な中長期計画”を意味します。理系全般の場合、医師や看護師、研究者やシステムエンジニアなどの職業を希望する人が多いでしょう。希望する企業に転職することで”自分はどの様に成長し、社会へ貢献していくのか”の過程を具体的に計画し、実行、実現する為の自己プランです。

すなわち、1年〜5年後、10年後の”理想の自分”を目指すゴールを作る。そして、ゴールまでの道を鮮明に見える化する事を言います。

キャリアプランの必要な理由

結論から言えば、面接時に企業から問われた時の対策。そして、自分の”ありたい理想の姿”を具体的に明確化する為です。言葉や内容は違うかもしれませんが「我が社でどんな事に取り組みたいですか?」「将来の夢や叶えたい事はありますか?」など、面接で質問される場合があります。この時に明確で具体的な回答が準備できてないと、曖昧で非論理的な回答になってしまうかもしれません。

特に、理系なら論理的な思考力をアピールできる場面で失敗すれば、面接結果に大きく影響するでしょう。一方で、具体的で明確な回答ができると、企業側にも自社を選んだ理由が伝わります。結果的に好印象を与えられるので、転職に向けてキャリアプランを立てるのはメリットしかありません。

また、自分の今後の目標が明確になります。なので“ありたい理想の姿”をイメージするのに最適です。目標となるゴールが設定できなければ、道は作れません。

なぜ企業がキャリアプランに注目するのか

理由は“自社の考え方に沿っている人”“自社に必要な人”と判断する為の材料です。企業側としては、自社の発展に必要な人材が欲しいので、誰でも雇えるわけではありませんよね。人間性や面接時の態度など含め、総合的な判断をする為に質問しているのです。

つまり、企業側に「自分は企業に必要な人材だ」とアピールできるチャンスでもあります。自分が立てたプランを具体的に伝えられることで「計画性のある人だ」と印象付けられるでしょう。また、伝え方も大切です。オドオドしていたり、落ち着きが無かったりすれば、正しく伝えられない場合もあります。

面接なので緊張するのは当然ですよね。ですが、好印象をアピールする為に、面接のシミュレーションや、具体的なプランを立てておき、落ち着いて伝えられる練習はしておくべきです。

企業が理系に求めるものとは

マイナビ『2020年卒版_就職企業ランキング_理系総合』によると、上位3位は下記の通りです。

  • 1位:ソニー
  • 2位:味の素
  • 3位:明治グループ

上に挙げた3企業は、ジャンルは違えど大手企業です。日々進化していくグローバル社会の中で、時代やニーズに適した”便利さ”が求められます。その為には、開発に主体性や専門性に優れた人材が必要です。“理系の視点”から物事を論理的に考え、自分の発言や行動に責任が持てる主体性。

専門的なスキルを駆使し、企業、そして社会に貢献できる専門性の高さが求められます。勿論、社会性や周囲との協調性も大切です。

理系のキャリアプランの立て方完全ガイド

では、企業にアピールするプランの立て方は何なのか?を見ていきましょう。

スタート地点を決める為の自己分析

大前提なのは、自分を知るところからです。現状の自分を俯瞰的、客観的に見て”今の自分にできる事”と”今の自分に足りない事”を分析してみましょう。頭の中で考えるより、文字で書いてみる、マインドマップを活用するなど可視化させた方が、物事を冷静に考えらるのでおすすめです。

そして、現状を”スタート地点”とし、今後なりたい自分を”ゴール地点”に定め、ゴールにたどり着くまでの道を具体的に考えてみましょう。

希望の企業で何がしたいのか

プランを立てる際のポイントとして大切なのが”転職を希望する企業で、どう成長していきたいのか?”です。理想の自分をプランニングするのは間違いありませんが、企業に関わるプランニングが大切です。極端な話「今後、自分を成長させたいです」だけでは抽象的で内容が伝わりません。

企業側にとっては「別に自社である必要が無いよね」と判断されかねないのです。“この企業を転職先に選んだ理由”を含めたプランニングをしましょう。

5年〜10年後、自分はどうなっていたいのか

企業で働いた5年後〜10年後、理想の自分はどうなっていたいのかを設定しましょう。言い方を変えれば、ゴール、または中間点の具体性を、より鮮明にしていく事です。

1年目=商品開発研究の補助的役割
5年目=商品開発研究の立案・開発

上記の様に「何年後には実現したい」と言ったゴールを定める事で、ゴールまでの道のりを鮮明にしやすくなります。

目標達成の為には何が必要か

ゴールや道のりを鮮明にしていくと「目標達成の為には何が必要なのか?」が鮮明になってきます。霧のかかった道がよりハッキリと見えてくるイメージです。

  • 開発の為に、新たなスキルが必要だ
  • もっと実績や経験が必要だ など

今の自分に足りなくて、理想の自分に必要なものが鮮明になってきます。ゴールに辿り着くまでの道のり、壁を乗り越える為の手段が前もって分かっている状態にするのです。つまり、完全ガイドブックを手に入れるイメージ。前もって必要な事が分かっているので、冷静に判断、対応することができます。

プランを修正する勇気

勿論、ゴールまでの道のりを修正する勇気も大切です。無理なプランニングは失敗やトラブルの元となり「この仕事向いて無いんじゃ」と、自尊心の低下にも繋がります。ゴールは同じでも、道のりは状況に合わせて変えていけば問題ありません。しかし、あえて簡単すぎるプランを立てるのも問題。

メインは“企業に勤めることで、いかに自分を成長させられるか?”だからです。主体性を持って、企業にアピールできるプランニングをしていきましょう。

面接での対応

面接でキャリアプランを聞かれる可能性はありますが、あまりにオーバーで具体性に欠けるプランニングは控えましょう。

【悪い例】

「3年後には開発を任される立場となり、5年後には海外進出。その5年後、海外の企業を取り纏める座に就きます」

極端ではありますが、上記の様なプランでは具体性に欠け、企業側も驚いてしまいます。

【良い例】

「5年後にはプロジェクトを任される立場を目指したいと考えています。その為にまずは経験と実績を積み重ね、プロジェクト開発に必要な知識とスキルを磨く期間に3年。

2年でプロジェクトチームの環境整備やマネジメントの習得。併せてチーム全体の活性化の為、コミュニケーション向上に努めていきたいです」

一例ではありますが、上の悪い例に比べれば具体的で内容も伝わりやすいと言えます。

理系の転職成功のポイント

理系の転職は、自分の専門性を上手く活かせる仕事を選び、自分が最も得意である分野の軸を決めて、転職先を決めるのが一般的です。自分の専門と求人の専門性が合えば転職しやすいのが理系の特徴です。
他業種への転職には、自分の軸をどうアピールできるかが大切です。

研究職の場合は特に、自らのスキルや研究課題、成果について明確に伝えられるように準備しておく必要があります。前職や現職の守秘義務や社外秘を守りつつ、研究成果を資料にまとめてレポートできるよう備えておくことも大切です。

未経験分野への転職なら20代なら可能性が高くなります。早めに目指す業界・企業の情報収集をはじめましょう。

キャリアアップを狙うなら、「英語」は必須です。特に理系の英語力は、海外での仕事なども含め仕事の幅が大きく変わってきます

また、理系全般の転職に、キャリアプランを立てておくことが大切です。ポイントは”企業に勤めることで、自分がどう成長したいのか?を明確にする”事。理系の強みを活かし、論理的で主体性のあるプランニングをしていきましょう。

優秀な理系人材を求めている企業は多数存在しますが、ニーズが細かく細分化されているケースも多々あります。転職希望者にとって必要な求人の情報を集めることは、膨大な時間を必要とし多忙な人にとっては困難を伴いますので、専門の転職サイトや転職エージェントを活用することがポイントです。

もともと転職活動は時間がかかるものですが、アポイントや時間調整などが苦手な理系タイプにとって、応募先企業との細かい調整に対応してくれる転職エージェントは心強い存在です。

理系職種におすすめの転職エージェント

文系職と理系職では転職活動の状況が全く異なり、すべての転職エージェントが理系職種に精通している訳ではありません。理系職種の求人の場合は、専門家としてエキスパートを求めているケースが多く、一般の転職活動より極めて狭き門となっています。

応募者と企業のマッチングの見極めも、専門知識をもったエージェントで無ければ難しいですし、業界も狭いため非公開での求人がほとんどです。理系職種、技術系や研究職を得意としている転職エージェントに的を絞って登録しましょう。

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国内・外資の理系に強い、JACリクルートメント

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