事務職におすすめの転職サイト・転職エージェント5選！選び方や難しい事務転職を成功させるコツも解説

事務職への転職を希望している人にとって、事務の仕事の転職に強い転職サービスを選んで登録することが、転職成功への近道となります。

ここでは事務の仕事を探している人におすすめの転職サイト・エージェントを比較し、ベスト5社をえらびました。転職パターン別の転職サービスの選び方も紹介していますので、参考にしてください。

なお厚生労働省の「一般職業紹介状況（令和5年10月分）」によると、一般事務の有効求人倍率は0.35倍で、求職者1人に対して求人が0.35件しかありません。

事務職は未経験で転職できる仕事ですが、競争率が高いので、転職は難しいです。

記事の後半では、競争率が高い事務職への転職を成功させるコツも解説します。

※2024年時点の公開求人数を掲載しています。リクルートエージェントの求人数は採用予定数。

事務職を希望する女性におすすめの転職サイト比較ランキング【正社員・未経験】

事務職の転職に最適な転職エージェント・サイトの選び方

自分の年齢・経験で応募可能な求人は多いか

転職エージェントや転職サイトを選ぶ際は、自分の年齢や経験で応募可能な事務職の求人が多いかどうかを確認することが重要です。「事務職は特別なスキルがなくてもできる仕事」というイメージを抱いている方もいますが、求人によっては年齢制限が設けられていたり、経験の有無が問われたりする場合があります。

たとえば事務職未経験でハイクラス向けの転職サイトに登録しても、「法律や会計の高度なスキルが要求されるバックオフィスの求人ばかりで、応募できる求人がない」ということになりかねません。公式サイトの求人検索機能を活用し、自分に合った求人がどれくらいあるかを事前にチェックしましょう。

また転職エージェントや転職サイトには、それぞれターゲットの属性や年齢層が存在します。たとえば主婦向け、20代向け、50代前後の中高年向けなどです。自分の年齢や属性に合っている転職サイトを利用することで、応募できる求人数を確保しましょう。

一般事務・法務事務など求める職種の求人は多いか

事務職は一般事務、医療事務、法務事務などに分類されます。自分が希望するタイプの事務職の求人数が多いかどうかも、重要なポイントです。

たとえば法務事務、経理事務などの専門的な事務職を希望する場合、法律関係や経理の分野に特化した転職エージェント・転職サイトも選択肢に入ってくるでしょう。一般事務であれば、大手総合型の転職サイトや、主婦向けの求人サイトなどで多くの求人を見つけられます。医療事務であれば、薬局や病院といった医療関連に特化した転職エージェント・転職サイトでも、求人の取り扱いがあります。

公式サイトの職種別検索や求人情報を参考に、自分に合った職種の求人が充実しているかを確認してから登録しましょう。

事務職の転職におすすめの転職エージェント・サイト

事務職は未経験でも比較的採用されやすい職種だといわれていますが、それでも始めTの転職や異職種への転職だと不安ですよね。経験豊富なコンサルタントのフォローをもらうことで、未経験でも自信をもって選考を受けられます。

また、未経験でなくても「より収入アップやスキルアップを目指したい」「ライフワークバランスを重視したい」といった方にとっても転職サイトや転職エージェントを利用するのはおすすめです。そこで今回は、事務職におすすめの転職サイト・転職エージェントについてご紹介します。

※2024年時点の公開求人数を掲載しています。リクルートエージェントの求人数は採用予定数。

ちなみに「女性」の場合、以下の転職サイトも、事務職の求人を探しやすくおすすめです。

女の転職@type	日本最大の女性特化の転職サイト。正社員・契約社員求人を掲載している。20～30代の転職に強い。スカウト機能あり。
とらばーゆ	女性向けの転職サイト。女性特化型として老舗のサービスで求人数が多い。アルバイトから正社員まで広い雇用体系の求人を扱う。
マイナビ転職女性のおしごと	マイナビ転職から女性向けの求人のみ集めてまとめた転職サイト。正社員・契約社員の求人を扱い、求人数が多いのが特徴。スカウト機能がある。
エン転職　WOMAN	女性を歓迎する求人を扱う転職サイト。独占求人が多い。スカウト機能あり。
しゅふJOBサーチ	主婦をメインの対象にしているパート・アルバイトの求人サイト。
女の求人マート	エンが運営するスマホ専用転職サイト。現在地から周辺の求人を検索できる。仕事と家庭を両立したい女性向け。
ウィメンズワーク	エンジャパンの運営する転職サイトで、正社員と紹介予定派遣の求人を扱う。オフィスワークの求人が充実している。

事務職におすすめの転職サイト・エージェントを紹介！転職先の選び方や未経験で転職するコツも徹底解説

リクルートエージェントの詳細
会社名	株式会社リクルート
住所	〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー

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事務職業界の中途採用されている職種

事務職とは簡単に言うと、ほかの社員のサポートをおこなう職種です。主な仕事内容としては、書類作成や処理、ファイリング、データ入力、電話応対、来客応対などの業務をおこないます。ほかにも、備品の発注や管理、会議やイベントの準備、郵便物の発送なども事務職の仕事です。

また、事務職の仕事には以下のようにも分けられます。

一般事務	幅広い領域での事務業務を担当。最も求人数が多い。
営業事務	営業部門に配属される事務職。営業や販売業務のサポートをする。
経理事務	社内の経費精算などを管理する。現金の出納や伝票の仕分け、決算書類の作成補助などを担う。
医療事務	病院やクリニックなどの医療機関で、受付や会計、レセプト業務などを担当する。
法務事務	会社の法務部門に配属され、社内での法的な書類の作成や管理を担当する。法律に関する知識が必要となる。

一口に事務職と言っても、領域や業界によって、業務内容や必要な知識に違いがあります。大学や専門学校で学んだ法律や英語などの知識を活かしたい方や、スキルアップを目指す方は、より専門的な事務職にチャレンジするのもおすすめです。

なお事務職は、大手方ベンチャーまで幅広い企業で募集されている職ですが、とくにおすすめの業界はIT・WEB業界だといわれています。なぜおすすめなのかというと、事務職での正社員募集が多かったり、未経験歓迎であることが多いためです。もし未経験から事務職へ転職したいのであれば、ITやWEB業界に注目してみるといいでしょう。

一般事務

一般事務は、幅広い領域での事務業務を担当します。最も事務職の間でも求人数が多いです。

たとえば不動産担保ローン事業を展開する「株式会社アサックス」がdodaに掲載している一般事務の求人を見てみると、仕事内容は次の通りとなっています。

○受付・電話対応
来客案内や電話応対。

○経理入力
伝票等の数字を経理システムに入力。フォーマットがあるため、PCの基本スキルがあればすぐに覚えられる。

○その他
郵送物の手続き、書類のファイリング、データ入力等

営業事務

営業事務とは、営業部門に配属される事務職です。営業や販売業務のサポートをおこないます。

たとえば化学メーカーと電子電気部品専門商社としての顔を持つ東証一部上場企業「伯東」がdodaに掲載している営業事務の求人を見てみると、仕事内容は次の通りとなっています。

• 社外との電話・メールのやり取り
• 受発注
• 出荷に伴う伝票処理や納期管理
• 在庫チェック
• 輸出依頼書作成
• 見積書作成
• 営業から直接依頼される資料作成、調べ物
• その他雑務全般

医療事務

病院やクリニックなどの医療機関での受付や会計、レセプト業務などを担当します。医療用語など専門的な知識が必要となるケースもありますが、未経験でも挑戦可能です。

たとえば「株式会社ゆうホールディングス」がdodaに掲載している医療事務の求人を見てみると、仕事内容は次の通りとなっています。

• 調剤薬局での受付業務
• 会計業務
• レセプト業務
• 処方箋、調剤録管理業務
• その他（医薬品の検品・入庫・薬剤師の補助）
• 地域貢献活動（健康支援イベントなど）
• 調剤補助業務／ピッキング・施設薬・予製を含む一包化

事務職は未経験でも転職可能？

事務職は未経験でも採用される職種です。しかし以下のスキルや資格を持っていれば、より優遇される可能性が高くなります。

パソコンスキルは必須

事務職の仕事は基本的にパソコンが必須となるので、パソコンの基本操作やExcel・Word・Power　pointといった使い方を最低限おさえておくといいでしょう。パソコンスキルを身に着けるのなら、「MOS」や「日照PC検定」「文書管理士検定」などといった資格を取得しておくのがおすすめです。

コミュニケーションスキルをアピールすると有利

事務職への転職で特に重視されるのが、コミュニケーションスキルの高さです。事務職は会社の顔として、電話対応や来客対応などで外部のお客様とコミュニケーションを取る機会も多数ありますし、ほかの社員のサポートを担当することもあります。周囲と円滑に物事を進められること、マナーの良さ、気配り上手なこと、柔軟な対応力などが求められる仕事です。

コミュニケーション力は、たとえ事務職未経験でもアピールできます。特に営業・接客などは、コミュニケーション力が問われる仕事なので、事務職でも活かせます。面接では、ぜひ過去のコミュニケーション力を発揮した経験をアピールしましょう。

専門スキルが必要な事務職も

どんな事務職でも未経験で応募できるわけではありません。事務職の仕事によっては、より専門的な知識がないと業務が円滑に進められないものもあります。たとえば、医療・経理・法務系の事務職の場合、日頃の業務で専門的な知識を求められる可能性が高いです。

自分が希望する事務職の仕事にもよりますが、医療系なら「医療事務技能審査試験」、経理なら「日商簿記」、法務系なら「パラリーガル認定資格」などを持っておくといいでしょう。

また外資系やグローバル企業の事務職に就きたいのなら、「TOEIC」なども受験しておくと重宝します。

事務職の年収

事務職の正社員としての給料の相場としては、月収で20万～23万円程度、年収で言えば約300万円あたりだといわれています。また未経験だったり、パートやアルバイトであれば上記よりも数万円程度低くなることもあります。

さらに事務職としての一定のキャリアを築いたり、より専門的な知識やスキルを要する職場だと年収400万円以上になるケースもあります。

しかし事務職の年収は250万～350万円程度が相場なので、希望年収を400万円以上などあまりにも高く設定すると、なかなか求人が見つからないおそれがあります。

また契約社員の場合だと年収200万円後半になるので、正社員以外の場合でも低くなると念頭に置いておいたほうが良いでしょう。

大手企業の場合400万円

大手企業の場合、事務職でも年収400万円以上になることがあります。

たとえばdodaに掲載されているプライム上場企業「株式会社オープンハウス」の営業事務の求人は、予定年収が400万円～700万円です。未経験で応募でき、基本給は月226,700円～272,500円
、固定残業手当は月73,300円～87,500円（40時間0分/月）となっています。

大手企業であれば福利厚生が充実している点もメリットです。

ただし大手企業は経営が安定していてキャリア層の離職率が低いことから、そもそも求人が出ても採用人数が少ないという特徴があります。

新卒時に数名の採用があるものの、中途採用の正社員求人は、特に東証一部上場企業はほとんどないのが現状です。

大手企業では正社員に手厚い福利厚生、待遇を保障していることから、あまり多くの正社員を雇用せずに派遣社員やパートタイマーを雇う企業が多いのです。

中小企業の場合250万～350万円程度

どうしても正社員で事務職になりたい！という場合は、あえて大手企業ではなく中小企業を狙うという方法があります。中小企業は大手企業に新卒を取られてしまい、人手が足りていない可能性が高いのです。

そのため採用率が高く、未経験でも教育制度がしっかりとしていて、丁寧に一から教えてもらうことができるというメリットがあります。

中小企業の場合、平均年収は250万～350万円程度です。

もっとも、事務職全体が消滅するという意味ではありません。判断力やコミュニケーション能力、柔軟性が必要な業務は、今後も人間によって行われるでしょう。しかしやりたい人の多さに対して求人数が減ることによって、働き口を見つけるのが難しくなったり、年収水準が下がったりといったことが起こりえます。

事務職として生き残るための方法

事務職として生き残るためには、基本的なPCスキルやビジネスマナーはもちろん、専門的な知識を身に付けていく必要があります。たとえば、会計事務なら簿記の資格、法務事務なら法律関連の資格が役立ちます。英語力も役立つでしょう。

また、地方にあるIT化が進んでいない老舗企業の正社員事務職を目指す方法があります。地方では、昔ながらの付き合いが強いため、安定的に働ける可能性があります。

年収アップ・キャリアアップしたいなら異業種転職も視野に入れる

事務職は年収の水準が低く、社内での立場も低いです。若いうちは気にならなくても、40代、50代と年齢を重ねたとき、人から雑用を任されることや周りよりも収入が低いことに対して、苦痛を感じる可能性もあります。

年収アップ・キャリアアップしたいなら、専門性を身につけるか、異業種転職を視野に入れてみましょう。特に事務職で年収400万円以上は、可能ですが難しいので、これ以上稼ぎたい人は、異業種転職したほうが簡単に達成できる場合もあります。

事務職の転職におすすめの転職エージェント・サイトに関するQ＆A

最後に、事務職におすすめの転職エージェント・サイトに関する、よくある質問に回答します。

事務職が転職で人気の理由は？

事務職は、次の理由で人気があります。

事務職への正社員転職は難しい？

事務職の求人倍率は全体の求人倍率に比べて非常に低く、狭き門であることがわかります。正社員の事務職は少なく、派遣社員の求人が目立つ状況です。希望者が多いため、難しいと知っておきましょう。

企業が正社員の事務職をあまり雇用しない理由としては、「将来的に事務業務のシステム化が進んだ際に、事務職の雇用継続が難しくなるから」というものがあります。その可能性を考慮して、正社員の採用を控える傾向が強くなっています。

事務職未経験におすすめの転職エージェント・転職サイトは？

未経験から事務の仕事を目指す場合、転職活動をうまく進めるためにコンサルタントのサポートに力を入れている中堅転職エージェントを選びましょう。

中堅転職エージェントは求人の数は大手よりも若干少なくなりますが、未経験者を自社で育てる環境が整っている良質な求人が揃っています。大手とサービスを差別化するため、担当のコンサルタントからの転職サポートが手厚く、未経験者の転職におすすめです。

事務職の需要がある業界や企業は？

事務職はどの業界でも必要とされています。特に法律や会計、医療などの専門性が求められる業界では、専門的な知識を持つ事務職が重宝されます。また、大企業では業務が細分化されているため、1つの作業を丁寧かつスピーディーに行える人材が求められています。

一方でスタートアップ企業では、1人の事務員が電話対応やデータ入力、レポート作成など幅広く担当する場合もあり、マルチタスクをこなせる人材が求められます。

事務職に転職する際は転職エージェント・サイトを活用して成功させよう

事務職への転職を考えたときにおすすめできる転職サービスは、特に次の3つです。

事務の仕事を紹介する求人サービスには、総合型・特化型・ハイキャリア型などの種類があります。最初は複数のサービスに登録し、自分の転職パターンや担当エージェントとの相性を見きわめつつ、ベストの転職サービスを見きわめていきましょう。