成果主義や実力主義で人気の外資系企業は、ちょっぴりハードなイメージもあります。
でも、高年収で待遇もよい、働きやすい・働きがいのある優良企業も多々あります。
「仕事のやりがい」「働きがい」とは、仕事で得られるフィードバックやメリット、自分が働くためのモチベーションです。

外資系企業での「働きがい」「ワーク・モチベーション」に着目したランキング情報、外資系優良企業Best3をお知らせします。

「働きがい」から見る外資系の優良企業ランキングBest3

TOP3全てが外資系

「働きがい」とは、働くことにより得られるメリット(収入や昇進・成長)、さまざまな満足度、仕事への誇りなど総合した「ワーク・モチベーション」です。

1位 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&G)
2位 マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社
3位 グーグル株式会社

※企業リサーチサイトVorkers調べ

データは実際に働いている社員・元社員たちによる、8つの調査項目「待遇の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「チームワーク」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」により評価し、算出した総合評価ランキングです。

各社の働きがいを支える要素

P&Gは8つのうちの5項目で高得点

働きがいランキングトップのP&Gには、モチベーションの高い一流の社員が揃っています。米系の消費財メーカーとして、「パンテーン」や「ボールド」など世界的にも名前が通っているブランドを多数抱えています。
意識の高い社員たちが最高のパフォーマンスを発揮しており、自分自身も成長できる環境が整っている企業です。8つ項目のうちの5項目で高得点を獲得している会社は、やはりバランスもよく社員の満足度も高いですね。

マッキンゼーは「社員の士気」が高い

マッキンゼーの特徴としては、P&Gを超える「社員の士気」の高さがあります。
残業時間は長めでハードワークではありますが、有給消化率も76.2%と高めで、休暇重視の側面もあります。バリバリ働いて成果を出したら、ゆっくり長期休暇をとるという働き方も可能です。オンとオフのメリハリを重視して、社員が高いパフォーマンスを発揮するための社内環境も整っている企業です。

グーグルは「チームワーク」で首位、「社員の士気」も高い

外資系IT企業グーグルは、職種により担当領域が明確に定められています。ただし、業務の担当範囲内での自由度は極めて高く、仕事のやりがいも高い会社です。
仕事には厳しいが「自由」で「楽しい」が、グーグルらしさを明快に表す言葉ですね。
世界的に成長著しいグーグルは、古い体質の企業とは異なり昇進率も高く、ストックオプションが付与されるケースも多々あり、ヤル気につながっています。

TOP50に外資系は16社ランクイン

企業リサーチサイトVorkers調べ「働きがいのある企業ランキング」では、TOP50の企業に優良な外資系企業16社がランクインしています。
仕事へのモチベーションは、働いたことで得られるメリットですが、年収や待遇など物理的な要因だけではありません。自分自身の気持ちの占める部分も大きく、ワーク・モチベーションの源は人それぞれの生き方にも通じる「仕事への誇り」です。
ただし、高年収や高待遇、休暇や職場環境などが整っているに越したことはありませんよね。
外資系転職を考えているなら、ランキングを参考にしながら、自分のワーク志向やキャリアの方向性、組織との相性など企業調査することがよいでしょう。

外資系の優良企業への転職、失敗しないためには?

優良企業を見極める

優良企業の定義

そもそも優良企業の定義は明確では無く、はっきりした基準がある訳ではありません。
一般的に「働きやすい」「給料が良い」などがポイントとしてあげられますが、色々な要素が相まって「働きがいがある」と捉えることができます。
人それぞれの優先順位や価値観によっても異なりますが、社員への利益還元性(給与や待遇)と安定性がポイントです。

有名大企業が優良とは限らない

社員のための専用トレーニングジムや、美味しい社食など充実した職場環境や社内設備も働くモチベーションにつながりますし、各種手当などの福利厚生も重要です。
休日も休めない、有給休暇がとれない、残業が多すぎて身体がボロボロ・・・では、けっして優良企業とはいえませんよね。
大手企業だから優良企業というわけでもなく、外資系の中小優良企業もたくさんあります。

働きやすさ重視なら、日本法人の強い外資系企業を狙う

外資系企業では本国の意向に左右され、振り回されてしまうケースも多々あります。
常に本国のご機嫌を伺わなくてはならないのでは窮屈ですし、働きやすさという意味ではマイナスですね。外資系でも日本法人の売上が高く、日本法人の発言権が強い外資系企業なら、働きやすさのポイントは高くなります。
日本法人が継続的に利益を出せていないと、日本から撤退される可能性もあります。
将来的にも成長性があり、継続した利益を生み続けられるような体制の有無も、チェックしておきましょう。

年収重視なら、年収レンジの高い業界を狙う

外資系の業界別の平均年収ランキング

外資系の業界別、全年齢平均で年収が高いのは運輸業の943万円、次いで金融・保険業の830万円、製造業の808万円と続きます。外資系企業は一般的に日系企業よりベースが高収入とされていますが、業界や職種、年齢によっても大きく差があります。
若いうちから高収入が得られる業界もあれば、経験と実力が重視される業界もあります。
高年収を期待しての外資系転職なら、平均年収額より年齢別の年収についてもチェックしておきましょう。

自分自身の市場価値を確認する

年収レンジの高い業界であっても、外資系企業に勤務している人すべてが高収入であるとは限りません。人により個人差も大きく、年齢とキャリア、保有するスキルによって、転職市場で得られる評価や年収は異なります。
つまり他人はどうあれ、自分自身が、今、外資系企業に転職することで、いくら年収がアップするのか?を具体的に確認してください。
外資系は福利厚生がイマイチ薄い場合も多いので、結果的には収入があまり上がらなかったという場合も多々あります。額面年収の提示金額だけでなく、各種手当なども含めて比較し、総合的に判断することがおすすめです。

転職エージェントから優良求人を紹介してもらう

外資系業に限らず、公式サイトや転職サイトなどの求人媒体に公開されている情報は、応募者を集めるために企業にとってよいことしか書かれていません。
優良企業かどうかを判別するには多くの情報が必要ですが、企業により公開されている情報だけでは足りませんし、ネットの口コミなどもかなり偏っています。
企業組織の現実や社内実態を把握するには、実際に働いている人に話を聞くのが一番確実です。親しい知人でもいれば別ですが、コネなどが無い場合は転職エージェントから情報を得るのが手っ取り早いでしょう。

そもそも外資系求人は非公開求人のケースが多いため、転職サイトではほぼ見つけられません。転職エージェントに優良な外資求人を紹介してもらうことがおすすめです。
外資系企業への転職に必要な英文レジュメの作成や英語インタビューなど、英語力が必要な部分でもサポートしてくれるので心強いですね。

外資系求人に強いJACリクルートメント

JACリクルートメント

外資系企業、グローバル企業など、海外転職や外資求人に強みのある転職エージェントです。
JACリクルートメント自体も外資系の転職エージェントであり、各業界に精通した優秀なコンサルタントも多数在籍しています。シンガポール・マレーシア・インドネシア・タイ・中国・韓国・香港・ベトナムなどに拠点があり、独占求人案件も多数保有しています。
ネイティブなコンサルタントによる英文レジュメや英語インタビュー対策など、外資系企業への転職サポートには定評があります。

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まとめ

働きがいのある企業ランキングは、1位「P&G」、2位「マッキンゼー」、3位「グーグル」と、TOP3は外資系企業です。
ワーク・モチベーション視点からの外資系の優良企業ランキングBest3といえるでしょう。

「働きがい」や「働きやすさ」は、個人の意識による価値観だけではありません。
ベースとなる収入や待遇があってこその働きがいです。
人気の外資転職、外資系優良企業への転職に失敗しないためには、企業の実態調査や情報収集が重要です。
優良な外資系企業の求人案件や情報を得るためには、外資系優良企業への転職を成功させるなら、外資系転職に強い転職エージェントを上手に活用することがおすすめです。